あまり大きな声では言えないのですが、実は「学習塾にしか売らない塾用教材販売会社」があるんです。
※一般の方は購入できません。
長いこと塾をやってると、どの会社にどんな教材があるかなんて、ほどんど頭に入っているのでわざわざ展示会に行くほどのこともないんですけどね。
でも、たまには顔を出しておかないと忘れ去られてしまいますから(笑)。
今日のお目当ては「映像を使った教材」でした。
しかーし!
塾用教材では、ようやく少し出始めたという感じでした。Youtubeなんかで、無料の授業なんかバンバン見ることができますから、少し遅れている印象をうけました。
ただ間違いなく保護者の方の目は「映像を使った指導」に向いています。
※全員そうだと決めつけられませんが、割合としてすごく増えています。
小学生の授業では既に映像を使った指導をしています
KOSHIN学院では、小学生の指導では既に「導入部分」の指導として、iPadを使った「映像を使った指導」を導入しています。
- まずiPadで、新しい単元の導入授業をみます。(凡そ5分程度)
- その説明をもとにワークの基本問題を解きます。
- 基本ができているか、我々スタッフがチェックします。
- 基本ができたら練習問題→応用問題と進みます。
ここで驚いたことがあります。小学校3年生の子でもiPadを使いこなしてるんです。
QRコードリーダーで、QRコードを読み取って、勉強するページを呼び出すんです。
※我々の世代の人には宇宙文字かもしれませんね(笑)。
さらに驚くのは、私が思っていた以上に小学生は「導入の映像」をしっかり見ているんです。
ですから、まだ学校で習ってない単元でもドンドンできるようになります。
※iPadいじりたいから頑張っちゃうのかな?
こういう新しいことは、まず小学生で実験です。iPadをいじるので、某昇級式計算教室よりも勉強は楽しく感じると思います。
ところで中学生用はどうでしょう?
まず気になったのは「英語」でした。そのQRコードを読み取ると、ネイティブの人がポイントとなる文章を読んでくれるんです。
長文読解問題では、ネイティブが長文を全部読んでくれるんです。
最近は「リスニングテスト」はどこの学校でも実施されていますし、入試においてはかなりスピードも速くなっています。
しかーし!
「教科書対応ワーク」では、まだそこまでの教材はありませんでした。でも間もなく出てくるでしょう。
KOSHIN学院の中学生の場合は、Youtubeに理科の実験などをupしている先生がおりますので、その先生の映像なんかを見せてあげると、「言葉じゃ説明しきれないこと」なんかもスンナリ理解してくれます。
ただ「映像を見せるだけの指導」には抵抗があります。特に小学生・中学生くらいだと、「先生がそばにいてあげる」ことが、すごく大切なんです。
別な言い方をすれば、「映像」をうまく使いこなせる先生になる必要があるのだと思います。
これ私の個人的感覚ですが、「映像」や「パソコン」を上手に使いこなしている先生は少ないと思うんです。
実は私も「パソコンを使った指導」をしてみようと思ったことがあったのですが、見事に失敗しました。
失敗の理由は簡単。パソコンに指導させようとしたからでした。
こうした「映像」「パソコン」「iPad」などは、あくまで「道具」ですから。道具を使いこなすには、相応のスキルが必要だということです。
例えば高級な包丁を使えば、誰でも美味しい料理が作れるかっていうのと似てますよね。
KOSHIN学院では、こうした先端技術も「上手に利用」しながら授業をすすめていく予定です。
それでは今日はこの辺で。また明日!