KOSHIN学院では例年、1月2月は毎週土曜日を利用して「入試模試」を行っています。
- ひとつには仕上がり具合の確認
- もうひとつは入試で何点くらい取れそうかという目安の確認
もちろん「本番で全く同じ問題が出るわけではありません」から、あくまで目安なんですけどね。
それでも例年、ほぼ模試通りの結果が出てきます。
私は生徒の「内申(学校の成績)」「入試の倍率」「模試の結果」などを総合的に検討して、生徒達の指導をします。
厳しくし過ぎても、甘過ぎてもだめ!
KOSHIN学院は創立23年目になりますが、当然のことながら「同じ生徒」が毎年中3になるわけではありません。
生徒一人一人個性も違えば、学力も違います。もっと言えば生まれ育った環境も、みんな違います。
ですから「受験指導」に「こうすれば絶対」という方程式はありません。
毎年生徒達の微妙な表情の変化や疲労度などを感じ取りながらの指導なんです。
かつてものすごく厳しく指導した学年がありました。
しかーし!
模試の結果は芳しく(かんばしく)ありませんでした。
反対に、少しゆるめに指導した学年もありました。
しかーし!
その学年も、模試の結果が芳しくありませんでした。
なんでだろう~? なんでだろう?
ものすごく悩んだ時期がありました。
結局「正解」がないことに気がついたのです。
もちろん入試に向けてきちんと計画を立てて、カリキュラムを作成してから指導にあたります。
しかーし!
相手は生き物(失礼)、しかも中学生です。刻一刻と気持ちが変化していきます。
生徒だけじゃありません。保護者の方の心境も刻一刻と変化していきます。
なんだろう・・
その辺りの呼吸を感じ取りながらの指導なんですね。
今年の中3は「今のところ」順調な仕上がりをみせています。このまま風邪やインフルエンザなどで長期離脱とか無ければと思っています。
今日は2時間早く帰宅させてあげました。
今日も早い子は朝9時前から来て、模擬試験を受け、さらに「解説授業」も受けました。
結局解説授業が終わったのが19時30分。ここまでで既に10時間の勉強。
先週までなら、ここから更に2時間各自勉強して、帰宅するのは普段と同じ21時30分。すなわち多い子は12時間以上勉強していきます。
ところがギッチョンチョン
1月から、これだけみんな頑張ってますから、さすがに疲れた表情をしている生徒が増えてきました。
あまり疲れて睡眠不足になると、風邪などひきやすくなりますからね。
というわけで、今日はいつもうより2時間早く帰宅させてあげました。
生徒って不思議なんですけどね!
「わぁ、今日は早く帰れる、らくだなぁ!」
って言うんですよ。
いやいや、もうすでにあなた達は10時間も塾にいるんですよ!
家でひとりでやってたら、こんなにやれないよね!
この時期は受験生はみんな「同じような思い」を抱いています。
同じような境遇の生徒達が集まっているので、「私も頑張ろう!」と思えるのです。
このような場を提供するのも学習塾の大きな役割です。
そして、それをコントロールするのが「塾長」の腕の見せどころです。
泣いても笑ってもあと少し!
※今日をいれてあと10日
人生初の大きな試練だから、とてもつらいと思いますけど、これを乗り切ると「人間として大きく成長」できますよ!
泣いている暇があったら、英語の単語のひとつも覚えましょう!
それでは今日はこの辺で! また来週!