生徒と問題を解いている時に「60÷12っていくつだ?」って聞くと、まあほとんどの子が「筆算」を始めちゃうんですよ。
あ、「中3」でもです!
小学校3~4年生ならまだしも、小学校高学年になったら、このくらいは暗算でできて欲しいです。
60÷12が暗算でできない子には「では12×5はいくつでしょう?」って聞いてあげるんです。
できる子達は周りでニヤニヤ笑ってるんですけどね、それも暗算できなくて困っている子がいます。
そういう生徒には更に
10×5はいくつだ? そうだ50だよね。
では2×5はいくつだ? そうだ10だよね。
その二つの答えをたしたら? 60だね。
だったら12×5はいくつでしょう?
と聞いて、なんとか応えられる生徒ならば、KOSHIN学院に来ればなんとかなります。
そこまでやったあとに、
60÷5はいくつだ?
60÷12はいくつだ?
と暗算させて、できるような生徒なら頑張らせれば絶対にある程度普通くらいの成績は取れるようになります。
こういう練習って、普段からやってないとダメなんですよ。
家族の会話の中で、自然にそんな感じで遊んでいる子は、やはり算数・数学がよくできる傾向があります。
※統計取ったわけではないけど、長年の経験でそう思います。
頭は使わないと良くならないんですよ。
卒業生に、数学がとても好きな生徒がいました。ある時その生徒のご家族とお出かけする機会があったのですが、
クルマの中で前のクルマのプレートナンバーの4桁の数字を加減乗除(+-×÷)して「10」にするという遊びをしていました。
もちろんクルマの中ですから全員「暗算」です。
例えば4桁の数字が「5179」でしたら、この四つの数字を使って10にするという遊びです。
7-5-1+9=10
になりますね。これを家族のみんなで一番早く言えた人が勝ちという遊びを自然にしていました。
その家族は何かにつけて、そんな遊びをしているので、皆さん算数・数学はよくできました。時には塾の先生の私がうなるような解き方をしているこもとありました。
ある程度は親が仕掛けないと子どもは動きません
ファミレスなどに食事に行くと、家族で食事に来ている人を見かけます。
夫婦揃ってスマホと睨めっこ。もちろん会話はなし。幼い子どもは放置され、とうとう店の中で大泣きし始める。それでも夫婦は知らん顔してスマホと睨めっこ。
これじゃ子どもの頭がよくなるはずがありませんよ。
まず!子どもは「親とのやりとり」で言葉を覚えていきます。スマホに夢中で子どもを放置している親が、子どもに言葉を教えられるでしょうか。
これも子どもに対する虐待だと思いますよ。
せっかく子どもを授かったのですから、お子さんといる時間はなるべくいろいろ話しかけてあげましょうよ。
特に幼い子は「親」からしか学べないんだから。
そうした訓練をしてこなかった子が、「はい、中3です受験なので塾に行きます。」と言っても、そんな簡単にできるようになんかなりませんよ。
もう一度繰り返します!
スマホと睨めっこなんかしてないで、お子さんに話しかけてあげましょうよ!
人にものを教えるのは、すごくエネルギーがいることです。親子でもです。
その分、教えたことができるようになってくれると本当に嬉しいんですから!
だから私なんか三十数年も塾の先生しているんですから。
難しい問題の解き方を教えるのは、我々に任せてください。
しかーし!
7-5-1+9=10
なんていう遊びは、普段の家庭の中でやりましょうよ。テレビの前に地球儀くらい置いておきましょうよ。
中にはアメリカ合衆国がどこにあるか知らない中学生もいるんですよ。←事実です!
そんなになっちゃったら、受験うんぬんではなくて、学校に行っても勉強がさっぱり分からなくて、学校なんかつまらなくなってグレちゃう子になっちゃいますよ。
せっかく子どもを授かったのですから、お子さんと楽しみながら楽しい人生を送っていただきたいと思います。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する学習塾です!】