最近では※※式学習法とか、映像を見るだけで成績があがるといった「気を衒う」(きをてらう)ような指導をうたう学習塾がチラホラと出てきました。
もちろん「新しいことに挑戦」するのは良いと思うのですが・・・。
例えば「プロ野球の選手」のことを思い出して欲しいのです。奇しくも今日からWBC日本代表選手の合同練習が始まりました。
彼らは「基本に忠実」なプレーをできるように日夜練習しています。
投げる・打つ・走る・取る
という基本動作を嫌というほど練習するんです。そこまでやっているから「5万人の大観衆」の前でも、普通にプレーをすることができるんです。
WBCの決勝戦で、イチロー選手が放った決勝打が懐かしいですね。でもイチロー選手がテレビで「基本の反復が大切です。」と言ってました。
天才打者イチロー選手でさへ、気を衒った練習をして上達したわけじゃないんですね。
ただしプロ野球の選手は、バッティングフォームなどの基本動作をチェックするために「ハイテク」な技術も取り入れます。
勉強だって同じなんです。基本が大切なんですよ。ただ基本を習得するために「デジタル教材」を取り入れるのは有効だと思います。
では勉強の基本ってなんでしょうか?
日本ではよく「読み・書き・そろばん」という言葉を使います。
これが「基本」だと思います。
読んで、書いて、覚えて、そして計算もするんです。
例えば「KOSHIN式右脳型自立学習法」とかいう怪しい勉強法を作ったとしましょう。
そこには仮に「もう教科書を読むのはやめましょう!」なんて書いてあったとします。
学問に詳しくない人ならば、「それ、すごぉ~い!」とか言って飛びついちゃうかも知れません。
しかーし!
教科書を読みもしないで、勉強ができるようになるわけがありませんよね!
せいぜい「怪しげな高額教材」を買わされて、結局効果がでなくてね。
それで文句を言っても「個人差があります」とか言われてお仕舞いです。
勉強の基本は次の通りです!
- まず教科書を読んで、内容を理解する。
- 分からない内容は辞書などを使って、ちゃんと調べる。
- 新しい英単語や漢字などをきちんと覚える。
- 覚えられたかテストして確認してみる。
- 教科書の内容を把握できているか、問題を解いてみる。
- 解けなかった問題は、何度かやり直して理解し直す。
- 類題(似たような問題)を解いて、知識の定着を図る。
- 最後にもう一度最終確認をする。
これ以外に勉強ができるようになる方法なんかあるわけがないんですよ。
しかーし!
例えば「覚えられたか確認する」ためのプリントなどは、技術の進化であっという間に作ることができます。
KOSHIN学院でも早速3月から「新システム」を導入します。
※しかもこれ無料で使えるんです。
私は「オカネがかからないことならすぐにやる!」のが信条です。
少し話が逸れますが、私は毎年KOSHIN学院の授業の「なにか」を少しずつ変えています。
同じことを何年もやってるとマンネリ化しますし、私も生徒も楽しくありませんからね。
基本は絶対にぶれてはいけないのですが、少し変化をつけることで生徒をあきさせないことも大切です。
やるべきことをしっかりやる!
学問に王道なしという言葉がありますが、あるとすれば「やるべきことをしっかりやる!」という「当たり前」のことでしょう。
KOSHIN学院の授業方式に「KOSHIN式右脳型集団個別自立学習」という名前を付けました。
※なんだ?って感じですよね(笑)w
しかーし!
別段すごいことをしているわけじゃないんです。先ほどの「1番~8番」を当たり前にやっているだけです。
小・中学生ですと、「こうすれば覚えられる!」「こう考えると問題が解けるようになる!」というやり方すら知らない子がたくさんいます。
私は生徒の皆さんに「覚え方」「やり方」を教えています。
生徒達はそのやり方に従って、しっかり勉強すると必ずできるようになります。
だって、当たり前のことを確実にやってるわけですから。
逆に言えば、当たり前のこともやらないような塾に行っても意味がないとも言えますが。
※まさにオカネの無駄ですね。
最後にもう一度繰り返します!
- まず教科書を読んで、内容を理解する。
- 分からない内容は辞書などを使って、ちゃんと調べる。
- 新しい英単語や漢字などをきちんと覚える。
- 覚えられたかテストして確認してみる。
- 教科書の内容を把握できているか、問題を解いてみる。
- 解けなかった問題は、何度かやり直して理解し直す。
- 類題(似たような問題)を解いて、知識の定着を図る。
- 最後にもう一度最終確認をする。
という「当たり前のこと」を確実にやりましょう!
それでは今日はこの辺で。また明日!