私がまだ塾の先生になり立ての頃、先輩教師に『同じことを5回授業で扱わなければ、授業をやったとは言えない!』と教わりました。確かに今でもそれはその通りなのですが・・・。昨今は二学期制が採用された影響もあり、定期試験の回数が減りました。ということは『試験範囲が広くなる』ということでもあります。そうなると同じことを5回も復習している余裕は生徒の皆さんにはありません。これに対抗するには『出来るだけ1回で頭に入れる』ようにする以外に方法はありません。
【動画】一回勉強しただけで頭に入れるには?
出来るだけ深く掘り下げて勉強する!
通り一遍勉強するだけでは、ほとんどのことを数時間もすれば忘れてしまいます。そのために『復習』は重要なのですが、現在の中学校の状況では『時間を掛けて復習している余裕』は、ほとんどありません。ならば出来るだけ1回勉強しただけで定着するように勉強するしかありません。
ではどうすれば1回で定着するようになるのでしょうか? そのためには『出来るだけ深く掘り下げて勉強する』しかありません。
例えば英語で『見る』というのは何というか。答えはwatchとだけ覚えてもダメなんです。それじゃすぐに忘れちゃうんです。そこでKOSHIN学院では、 watchという単語が出てきたら・・・
では watchとseeとlook atってどう違うの?
と生徒に質問します。すると生徒達は塾に備えてあるiPadやら辞書・参考書などを使って違いを調べて私に報告に来ます。
例:
see | 自然と目に入る | |
look at | じっと見る | 静止しているもの |
watch | じっと見る | 動いているもの |
こうして整理しておくと頭に深く入っていきますし、『自分で調べることによって、より強く印象に残る』のです。
これはほんの一例ですが、何かにつけてそう勉強していくと強く印象に残ります。だけれども最初は生徒はこのように勉強するのを面倒くさがって嫌がります。しかーし! ちょっと考えてみてください!
・ちょっ一手間加えて一度で頭に叩き込むのと
・あとで5回も復習するのとでは
どちらが楽でしょうか?
ということなんです。
出来るだけ1回勉強しただけで頭に入るように工夫する!
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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