先日とある若手の先生とお話しする機会がありました。どうしたら塾長みたいに生徒と仲良くなれるのかと質問されました。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
確かに今でこそ生徒と楽しく話すこともできますし、反対に意識的に厳しい先生になることもできますが・・・
初めて授業をした時のことが忘れられません。
信じてもらえないかも知れませんが、私にも「新人」の時がありました。
※そりゃそうだ(笑)
小学生相手の時はそんなに緊張しなかったのですが、「中3の授業」に入った時は、なんというかもう、怖くて仕方がなくて足がガタガタ震えてました。
女子生徒が「あのセンセ、足が震えてるよ!」とヒソヒソ話してるのが聞こえるんです。もうパニック状態で、一刻も早く授業が終わってくれることばかり考えていました。
※それが私の原点です。
私に塾の先生の仕事を教えてくれたのは生徒達です。
- 先生!そんな教え方じゃ分からないよ!もっと詳しく教えて!
- 問題を解いてるときに話しかけないで!
- 気持ち悪いから、こっちをジロジロ見ないで!
- タバコ臭いの勘弁して!
- 宿題が多すぎる!(少なすぎる!)
もうね、数えたら切りがないほど数々の失敗を重ねてきました。その中でも決定的だったのが・・
厳しくし過ぎない程度に厳しく指導してください!
という注文でした。これは究極に難しかったです。
若い頃は成績をあげようとヒッシになりすぎて、ずいぶんと厳しい指導をしてしまったこともありました。反対に生徒から反発されるのを恐れて手加減し過ぎてしまったこともありました。
※何十年も前の生徒の皆さん、本当にごめんなさい。でも皆さんのおかげで今は「塾長」をしています。自分で言うのも変ですが多くの生徒の皆さんに喜んでいただいていると思っています。(完全ではないけど)
どうしたら生徒と仲良くなれますか?
実はアタクシ、生徒の皆さんと仲良くしようなんて、全く思っていません。
その代わり「信頼されるセンセになりたい!」といつも思っています。
- この先生が言うのだから間違いない!
- この先生が言うことは絶対にやってみるんだ!
- この先生が言ったとおりにやったら、本当にできるようになった!
私は常にこれらのことで生徒と真剣勝負をしていたいと思っています。
これらのことが、ちゃんとできれば自然と生徒は私の話に耳を傾けてくれるようになります。
そんな話を、その若い先生にしました。
私も「生徒と仲良くなりたい」と思っていた時期もあったけど、それは「私の仕事」ではないと教えてくれたのは、やはり生徒達でした。
繰り返します!
先生の仕事は、生徒の信頼を勝ち取ることから始まります。
- 正しい勉強方法をおしえてあげられるようになること。
- まずは分かりやすい授業ができるようになること。
- しっかりと結果を出してあげること。
こういうことができるようになれば、自然と生徒はなついてきます。それができたら次の段階!
厳しくし過ぎない程度に厳しく指導してください!
ここまで来ればシメたものです。
肝心なこと忘れていました!
教えるには、自分の知識を増やさなければいけません。
生徒には教えなくても(中学の学習範囲を超えたこと)、先生は知っていなければなりません。
それをどうやって生徒に伝えたら理解してもらえるか、常に考えている必要があります。
私だって、今でも「どんどん新しい知識」を身につけていますし、それをどう噛み砕いて生徒に伝えるか常に考えています。
また何か気がついて思い出したら、このブログで書きますね!
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、日本の将来は若い皆さんにかかっていると本気で思っている学習塾です!】