頑張ってるのに成績があがらない子「その2」・・・【学習塾】

実はね「テストの点数」をあげるのなんか簡単なんですよ。私が要求するしたことを全て完璧にやらせれば良いだけですから。他塾では「帰宅許可テスト」なんかやってるところがあるけど、確かに「一時的」に点数があがります。

こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。

もう1回繰り返しますけど「帰宅許可テストで点数があがるのは一時的」なものです。先生が帰宅許可テストやらなくなったら、またすぐに元に戻りますから。

だいたい、そんなものやったらさ、

  • 生徒は早く帰りたいから、分かってなくてもなんとかテキトーに答えを書いてくる。
  • 帰宅時間が遅くなり、非行や事故の原因になる。

だけですよ(経験者は語りますよ・・以前勤めていた大手塾でやってましたから)

って、今日はそんなことを書きたいんじゃないんです(笑)

授業中にノートをとるのに夢中になっている生徒

今は「一斉授業」をしていませんが、一斉授業(教師が黒板を使って学校のように授業するスタイル)をしていた時のことです。

とても真面目な中3の女の子(仮称:ハルちゃん)がいました。ものすごく真面目に頑張っているのですが、どうしても「壁を越えられなく」て悩んでいました。

ハルちゃんが、どうしてもTOP争いに加われない原因はすぐに分かりました。

とにかくノートをとるのが遅い!

私が授業をしていても、ハルちゃんが黒板に書いたのをノートに写すのを待っていると、なかなか授業が進まなくなってしまうのでした。

そこでハルちゃんに「学校の授業はどうしてるの?」と聞いてみました。

すると「ノートをとるのが間に合わなくて、しかも書いてる途中で学校の先生が黒板を消しちゃうことがある」とのことでした。

私が授業していても「ノートをとる」ので精一杯で、私の説明を聞いていないことも時々ありました。

どうやらハルちゃんは「授業を聞くより、ノートをとる方が大切」だと思っていたようなのです。

当時私はハルちゃんの「英語」を担当していました。

そこでハルちゃんには特別に「予習ノート」を宿題で作ってきてもらうことにしました。

真面目な頑張り屋のハルちゃんですから、こころよくOKしてくれました。

私が指示したのは概ね次のようなことでした。

  • 英語の教科書の本文を書いて、その下に「自分なりの本文訳」を書いてくる。
  • 新出単語以外にも本文中で分からない単語があれば、前もってしらべておく。

これだけなのですが、教科書の訳を教えてあげたときに、「もともと自分で訳しても分からなかった」ところを中心に授業を聞くことができるようになったのです。

授業を受ける前に「ここは絶対に聞いておきたい!」という目的を持って授業を受けることができるようになりました。

すると私の担当では無い科目の担当教師の授業でも、ハルちゃんは前もって「予習ノート」を作ってくるようになっていました。

とても丁寧に字を書く子なので、ノートをとるのに時間がかかっていた問題点をみごとに克服しました。

もちろんハルちゃんは「第一志望校」に見事に合格しました。

ノートをとるのが大変で授業を聞いてない子!

ハルちゃん以降も、こういう生徒さんをたくさん見てきました。

もしかすると、あなたのお子さんもそうかもしれませんよ!

ようするに「作業」に時間がかかりすぎて「勉強」になっていなかったのです。

特に女の子に、こういう傾向が多くみられます。

うちの子一生懸命頑張っているのに、なんで成績があがらないんだろう?

と悩まれているお母さん!

  • 前回ブログで書いた「ノート作り」に夢中で問題を解いていない。
  • 今回ブログで書いた「ノートをとる」のに追われて授業を聞いていない。

この2点をさりげなく探ってみてください。必要とあれば現在通ってる塾の先生や、学校の先生に相談されてみるのも良いです。

もちろん、KOSHIN学院の生徒には私が目を光らせています。
※本当に光ったらこわいけど・・(笑)。

それでは今日はこの辺で。また明日お会いしましょう。!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒の学校での授業の受け方も気にかけている学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。