今でこそ「ベテラン」と呼ばれる私ではありますが、私にも「初心者」の時期がありました。
あの時のことは今でも忘れられません。
当たり前ですが「授業」に自信なんか全くありませんでした。当時勤めた塾では、ろくに研修もなくて「明日から英語と社会教えて!」といきなり言われました。
※塾業界では、いまでも「そんな塾」もあるそうです。
さて、いざ「生徒の皆さん」の前に立ってみると、思ったよりもずっと緊張してしまい、途中で自分でも何をしゃべっているのか分からなくなってしまいました。
自分でも「足が震えている」のが分かるんです。
生徒達も「あの先生、足が震えてるよ!」とヒソヒソ話しています。
もうね、一刻も早く「その状況」から逃げ出したい思いでいっぱいでした。
誰だって「初めての日」があるのです。
今日も新しい生徒が来てくれました。中2の男の子です。可哀想にめちゃくちゃ緊張していました。彼を見ていたら「自分の新人」の時を思い出しました。
そのくらい「初めての日」って緊張しますよね。
もちろん「塾長の私」は、そういう生徒さんの緊張をほぐしてあげなければなりません。
でも「初日」はやはりガチガチになっちゃいますよね。
しかし長い目で見ると、こうした「緊張」は早いうちにドンドン味わった方が良いと思います。オトナになってからだと、かなり厳しいですよ。
あれから三十数年が経った今でも、生徒の前に出ると緊張します。この緊張のせいで、授業が終わるとクタクタに疲れ果ててしまいます。
しかし、緊張感のない授業をするのは「最悪」だと思います。
ONとOFFのけじめは必要ですよね。
緊張するのが当たり前です
特に中3生はこれから「ものすごい緊張」を味わうことになります。
「緊張しないようにしよう!」なんて思うと、よけいに緊張してボロボロになっちゃいます。
ではどうしたら良いでしょうか?
「プロ野球」の選手のことを思いだしてください。オリンピックでもワールドカップでも構いません。
何万人もの人が見つめているところに立ったことを想像してみてください。とてもではありませんが平常心でなんかいられません。
私はそんな精神状態の時に、しかももすごく緊迫する場面で「平凡なゴロ」が飛んできたとします。
特に難しくない「普通のゴロ」です。
でもあなたは、平常心でゴロをさばいてアウトにすることができますか?
一流プロの選手は「何事もないかのごとく」普通に取ってアウトにします。
では、「一流のプロの選手」はどんな練習をしているかご存知ですか?
- もくもくと基本動作を繰り返し、身体に覚え込ませています。
- 打つのでしたら、素振りやトスバッティングなどの基本を気が遠くなるほど繰り返します。
- 守備だったら、平凡なゴロや平凡なフライを取る練習を気が遠くなるほど繰り返します。
「一流のプロ」って、「当たり前のことを当たり前に確実にできる人」のことを言うのだと思います。
もし、あまり練習していない選手が、何万人もの人が見つめるなかで守備についたらどうなるでしょう。想像がつきますよね。
「自信がないまま」試合にでたら、ものすごく緊張して「当たり前」のこともできなくなってしまいます。
これって高校入試でも同じことが言えます!
しっかりと勉強してあれば、思ったほど緊張しないで済みます。でもあまり勉強してないと、ものすごく緊張してしまいます。
KOSHIN学院の「卒業生達」は、「思ったほど緊張しなかった!」という子が多いんです。
しっかりとした準備をしていますし、模擬試験などで、何度も繰り返し試験の練習してありますから。
このことを肝に銘じて頑張ってくださいね。
それでは今日はこの辺で。また来週お会いしましょう。
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、頑張る生徒をトコトン応援する学習塾です!】