私事なのですが、週に1回地元の幼稚園に仕事をもらいに行っています。毎週幼稚園の先生が写真を撮っておいてくれたのをホームページに載せる仕事をさせていただいております。
※貴重なアルバイト代なんです=*^-^*=♪
園長室で仕事していると、園児達は私の「正体」を知りませんから「おっちゃん誰だ!」などと話しかけてくれます。
私 :「園長先生だよ~♪」
園児:「うそだ! 園長先生、もっと格好良いもん!」
なんていう会話を楽しんだりしています。それでも園児達は園長先生のパソコンを弄(いじ)っている私を不思議そうに見つめて、
園児:「ね~! ホントは誰なのぉ?」
私 :「M78星雲からやってきた宇宙人だよ~♪」
園児:「うそだぁ! 宇宙人はもっと格好良いもん!」
※私そんなに格好悪いかなぁσ(^_^;)アセアセ…
園児達は全く私のことを恐れていないんですよ(笑) うちの生徒だったら間違っても私を「おっちゃん」とか言いませんし(笑)
見ていると本当に可愛い園児達ですが・・
幼稚園の園児に勉強を教えている先生はすごい!
この幼稚園の「運動会」を最初に見に行った時に、ものすごい衝撃が走りました。
まだ「会話も成立しない子ども達」が、運動会の演技などを実にきちんとこなしているんです!
あの子達に「あれだけのこと」を指導している先生方を尊敬してしまいました。
私は普段は「中学生」をメインに指導しています。基本的には「言葉」を使って指導しています。
もちろん幼稚園の先生だって「言葉」は使うでしょうが、「難しい言葉」は当然一切なしなはずです。
なんだろう、「理論的に説明」するのではなくて、園児達に分かるように指導しているはずなんです。
言葉では伝わりきらないことろは、恐らくボディランゲージ、すなわち身振り手振りを使いながら教えているのだと思います。
学生時代成績が抜群に優秀だった先生の指導
かれこれ30年くらい前のことです。以前勤めていた塾で、数学の博士課程を取得中の大学院生に講師で来てもらったことがありました(仮称:林先生)。一応プロの私から見ても「彼の数学力」たるや半端じゃありませんでした。
しかーし!
彼に「中学生の数学の指導」をしてもらったところ、生徒達から毎日のように「林先生の授業が分からないからどうにかしてください!」と苦情が寄せられました。
※人間的にも優しくて良い人だったのですが・・・
もはや私も生徒達からの声を抑えきれなくなっていました。
そんなある日「高校生の数学の指導」を林先生にお願いしたのでした。
驚いたことに、高校生達は口を揃えて「林先生スゴい! 超分かりやすいし、説明もするどい!」と言うのです。
これには本当に驚きました!
その時に私は「中学生に勉強を教えること」と「高校生に勉強を教えること」は根本的に違うのだと感じました。
またまた昔話で恐縮なのですが、塾の先生になったばかりの頃は「国語」が一番苦手でした。
数学と違って、答えは「これ!」とひとつに決まらない問題があるからでした。
しかしそれでも、講師の編成上どうしても「中3の国語」の授業をしなければならないことがありました。
自分でも良く分からないことを教えなければならないのですから、そりゃもうヒッシで予習をして授業に臨みました。
すると生徒達から思いも寄らない反応がありました・・
瀬下先生(私)の国語の授業、今まで教わった国語の授業の中で一番分かりやすい!
まさか・・・だって私は国語が一番苦手なのに・・・。
あとで生徒達に聞いてみると、「自分が分からないところを分かりやすく教えてくれたから。」だったそうです。
ああ、なるほど!
だから先述の「成績優秀な数学講師の林先生」は「中学生」には人気がなかったのですね。
つまり「自分は分かる」から、「このくらいお前たちも分かるだろう」という前提で授業を進めていたのでした。
反対にその時いた高校生達は、元々成績優秀な子達だったので「林先生の授業」に惚れこんだのでしょう。
偏差値上位の高校に通っていた生徒でも驚くような指導を林先生はやってのけたのでした。
小・中・高校生全て指導法が違うのです!
私はいつの間にか「中学生」が専門の塾の先生になっていました。
ですから「幼稚園の先生」を見た時に、「これはすごい!」と思ったのです。
KOSHIN学院にも「小学生」も数名通ってきてくれています。
塾の先生になったばかりの頃は「小学生の授業」は楽しくて仕方なかったんですけどね、いつの間にか私の指導は「中学生に適した教え方」になっちゃってたんです。
これには自分でもショックでした。
反対にうちのバイトスタッフの子達の方が、小学生相手に楽しそうに、しかも上手に教えているんです。
これは単に私が「年を取った」からなのか、それとも「初心を忘れてしまった」からなのか、原因はいくつか考えられるけど、
やはり一番は「私の指導が中学生に適した教え方」をしている「子ども達からみたら怖いおじさん」になっていたことだと思うのです。
※本当は優しいんだけどなぁ・・・やっぱ怖いかなぁ・・σ(^_^;)アセアセ…
しかーし!
現実にうちには「小学生達」が一生懸命頑張って通ってきてくれています。
当たり前だけど、「小学生達」もKOSHIN学院の「正規塾生」です。
小学生にも勉強できるようになって欲しいです。
しかーし!
小学生に「これ試験に出るからしっかりやろうね!」なんていう指導では、とても通用しません。
小学生には、小学生に合った指導があります。ただ私がそれを忘れていたのでした。
しかーし!(連発)
よ~く幼稚園の先生を見ていると、圧倒的に若い先生、しかも女性が多いんです。
どう頑張っても「若い人達」には敵わないことがあるんです。
だからこそ、KOSHIN学院では「卒業生のバイトスタッフ」が絶対に必要なんです。
これからも塾長の私と、バイトスタッフで「役割分担」しながらやっていきたいと思います♪
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】