「算数苦手な子集まれ~♪」
10年ほど前には、よくこの「キャッチコピー」を使っていました。
小学生のお母様達が「うちの子勉強ができない」と不安に思う一番の科目って「算数」なんじゃないでしょうか。
それはきっと「お母様達」も学生時代に「数学・理科」などの理数系を苦手にしてた方が多いからなのではないでしょうか。
※ちがってたらごめんなさい。あくまで傾向があるということです。
まあしかし、「勉強が苦手」=「算数が苦手」と言い切っても過言ではないと思います。
それが証拠にKOSHIN学院では、入塾するとまず最初に「算数」「数学」をやってもらいます。
それができるようになってから、小学生なら「国語」、中学生なら「英語」の指導を始めます。
算数の勉強の仕方ができるようになると!
小学生なら「算数」。中学生なら「数学」という科目は、勉強の仕方を教えるうえでは、一番分かってもらいやすい科目です。
特にお勉強が苦手な子は、まるでクイズ大会のような感覚で問題を解いています。
答えは(ア)で間違ってたから、それを消して(イ)と書いてくる。それでも間違っていると、今度は何も考えずに(ウ)と書いてくる子がいます。
これね! 最悪なパターンです!
ここまで極端でなくても、かなり近いことをしている生徒はたくさんいます。
- とりあえず教師に叱られないようにしているだけ。
- 全く分かってなくても、分かったようなふりをする。
- 問題を解いているようで、実は何も考えていない。
こういう生徒は大至急、そういう考えは改めさせなければなりません!
しかも、こういう生徒の行動って教師に叱られないために、苦し紛れに身につけてしまった防衛策ですから、少々のことでは修正できないんです。
私がいつも申し上げている「全くやる気のない子」の場合は、そもそも直そうともしないので、塾に通っても無理なんです。
しかーし!
「やる気はあります!」という生徒なら、この悪癖を素直に反省して、私が指導した「正しい勉強法」でやろうと努力してくれます。
「正しい勉強法」で勉強すれば、できるようにならない方がおかしいのです。
正しい勉強法とは?
そんな難しいことじゃありません。例えば算数なら
- まず例題を正しく理解する。
- 例題の意味が分からなければ先生に質問する。
- その際、分からないからとボーっとしない!
- 類題を解いてみる。
- 先生に丸付けしてもらって、正しくできているか確認してもらう。
- 似たような問題を数問解いて、頭に擦り込んでいく。
- できるようになったか、確認してみる。
読者の方の中には、「なぁ~んだ! 当たり前のことじゃないか、もっとすごいこと教えてくるのかと思った!」という方もいらっしゃるかも知れません。
しかーし!
当たり前のことを確実にやる!
これが一番難しいのです。当たり前のことができていなかったら、その成績なんです。
今からやれば間に合いますか?
かなり遅れてしまっていると気がついたなら「今すぐ」に手当を開始してください。
ただどうしても「塾に通う」となれば、オカネがかかりますよね。
しかーし!
教育はドブにカネを捨てるのとは、ワケが違う!
これは、私が中学1年生の時の中学校の校長先生の言葉です。
私の母親は、校長先生のこの言葉を聞いて、私に「教育」を受けさせる決心をしてくれました。
今振り返れば、あの時の「校長先生の言葉」がなかったら、私は「塾の先生」になんかなってなかったと思うのです。
大袈裟に言えば「人生を変えるひと言」だったのかもしれません。
保護者の皆さんが、どんな思いでお月謝を払ってくださっているか、私は誰よりも痛いほど感じている(つもり)です。
※それぞれのご家庭の事情はわかりませんが。
ですから!
私は私にできることで、皆さんをお助けしたいと思っています。
そもそも「働く」って、誰かのお役にたって、その報酬を得ることだと思っています。
私は「生徒の皆さんや、その保護者の皆さん」のお役に立ちたくて、塾を23年も続けてきました。これからも「この気持ち」は未来永劫かわりません。
生徒が「自分のチカラだけで解けた時の嬉しそうな顔」は、百万ドル以上の価値のある笑顔です。オカネじゃ買えない喜びです。
いろいろな塾があって良いと思いますが、私はなんと言っても
生徒が自分のチカラだけで解けた時の嬉しそうな顔!
これが最高に嬉しいです。
そんな笑顔をたくさん出してもらうことこそ、私ができる一番の仕事なのだと思います。
その最初の一歩こそが算数なのです!
算数苦手な子集まれ!
それでは今日はこの辺で。また明日!