誰よりも一生懸命頑張ってるのに効果が出ない生徒が、たま~にいます。
そういう時は生徒本人はもちろん、「私」も「おかあさん」もつらいですよね。
実は「私自身」もそんな経験をした一人なんです。
私は4歳の時からピアノを習っていました。もちろん私はピアノなんかより外で遊んでいたかったのですが・・・
母の「今に母ちゃんに感謝するときが来るから!」という強い言葉で、私はピアノを習うことになったのでした。
ピアノを習ってた方はご存知だと思いますが、ブルグミューラ25の練習曲という本があります。
その中の14番「ステリアの女」という曲があるのですが、同じ先生に習っている他の生徒達は、どんどん上達して次に進んで行きました。
しかーし!
「私だけ」は「ステリアの女」という曲がどうしても上手く弾けませんでした。
ついにとうとう「3ヶ月」が経過してしまいました。
さすがの私の母親も「もうこの子にはピアノは向いてないんじゃないか、もう辞めさせよう!」と思ったそうです。
しかーし!
当時音大を出たばかりの若いお姉さん先生が
「必ずできるようになるから、あっちゃん(私)あきらめないで頑張りましょう!」
と私の母に涙ながらに訴えたそうです。
※私は幼小だったので記憶にないんですけど。
三ヶ月半経過した頃に変化が!
誰だって、同じ曲を3ヶ月かっかて弾けるようにならなかったら挫け(くじけ)ちゃいますよね。
でも私はその「若い先生」のおかげで踏みとどまり、3ヶ月半経過した頃に「ついに弾けるように」なったのでした。
そんなわけで「ステリアの女」という曲には「特別な思い」がありましてね、今でもたまに塾に置いてある電子ピアノで弾いたりしています。
あきらめれば「その時だけ」はラクになる。
しかーし!
結局何も残らないし、何も前進しない。むしろ退化していくの。
KOSHIN学院にもそんな生徒が!
一生懸命頑張ってるのに全然成績があがらないで苦しんでいた生徒は今までも何名かいました。
お母さんも「うちの子あんなに頑張ってるのに、なんでこんなにできないんだろう?」と悩んで、何度も私に相談に来られました。
その生徒は中1の終わり頃入塾してきたのですが、中2になっても、中3になっても一向に成績があがりませんでした。
※くどいようですが、他の誰よりも頑張ってるのにです。
しかーし!
中3の夏休み頃に、ついに変化してきました!
彼女の中で「勉強が分かるとはどういうことなのか」が分かってきたのでした。
夏休み明けの二学期からは、面白いように点数があがり始めました。そしてついに彼女が1番行きたかった高校に合格することができました。
※この卒業生は現在KOSHIN学院のスタッフとして、授業のお手伝いをしてくれています。しかもスタッフのリーダーです。
現役塾生にも、そんな感じの生徒がいます。でも誰よりも早く、しかも毎日絶対に休まずに塾に通ってきます。
でも「分からない問題」だらけになると、意識が遠のいていっちゃうんです。
そこでKOSHIN学院としても、「ありとあらゆる方法」でその生徒を応援しています。
せっかく「やる気満々」の生徒なのに、「分からないの連続」でやる気を失ってしまっては申し訳ありませんから。
こういうケースでは、採算は度外視して「その生徒のためだけ」にバイトをマンツーマンで付けることもあります。
うちは一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する学習塾ですから。
「あきらめちゃう生徒」って、実は「親や先生」があきらめちゃうことが多いんです。
けれど、そこを乗り越えたおかげで、今でも私は簡単な曲くらいならピアノで弾けます。
たまにピアノを弾くと、生徒達は目をパチクリして聴いています(笑)。
あきらめなかった卒業生スタッフも、今では生き生きとした大学キャンパスライフを送っています。
ぜひ生徒の皆さんも、それから「これから」KOSHIN学院に来る子達も、こういう喜びを味わってください。
それでは今日はこの辺で。また来週お会いしましょう。
※今日・明日(土日)は朝から中間試験対策特別授業を行います。神田中の生の皆さん、頑張りましょうね!