昨年度(現高1生)の入試で一番変わったことは、採点ミスをなくすために
- 採点した答案を生徒に見せること
- マークシートの導入
これによって一昨年のような「採点ミス」問題が大きく取り上げられることはありませんでした。
これは大きな前進だと思います。これからも続けて欲しいです。
今年度一番変わること!
来年2月に行われる神奈川県公立高校入試の日程等はすでに公表されています。
※神奈川県公立高校入試の主な日程(教育委員会ホームページ)
この中で「目玉」になるのが「追検査」です。
- [学力検査等の期日]:平成30年2月14日(水曜日)
- [面接及び特色検査の期日]:平成30年2月14日(水曜日)、15日(木曜日)及び16日(金曜日)
- [追検査の期日] : 平成30年2月20日(火曜日)
この「追検査」ですが、インフルエンザ等で受験できなかった生徒を救済する制度とのみ発表されています。
現時点では
- 追試験の問題はどうなるのか。
- 本試験の生徒に比べて不利にならないのか。
- どういう生徒が受験できるのか。
など詳しいことは全く発表されていません。
※分かり次第このホームページでもご紹介します。
今までは「熱が40度以上あっても、試験を受けないと不合格」でしたので、追検査はとても良い試みだと思います。
それだけに「塾の先生」としては目が離せないところです。
受験生にこれだけはお伝えしたいこと!
神奈川県公立高校入試は、一部の特殊な高校(サイエンスフロンティア・スポーツ科etc)を除けば、
当たり前のことを確実にできるようにする!
ことが大切です。
上位の進学校を狙うにしても、「基礎・基本」がしっかりできていなければ話になりません。
奇をてらう問題が解けるようになるよりも、「まずは基本的な問題」をしっかり解けるようにすることが大切。
逆に言うと「基本的な問題を解けない」ようでは、とても怖いことになってしまいます。
入試には「すごく難しい、ややこしい問題」も出題されます。
でもその問題が解けないといけないのは、「ほんの一部の高校」を受験する生徒だけです。
ほとんどの生徒は、そういう難問を解けるようになることもよりも、まずは基本的な問題を解けるようにすることが大切です。
ごく一部の上位進学校を受験するのだって、基本的な問題をミスってるようじゃ話になりません。
当たり前のことを確実に!
つまり「当たり前のことを確実に」できれば、高校入試はさほど怖くないと言えるんです。
しかーし!
「人間という生き物」は「当たり前のことを確実に」行うのが苦手な生き物なんです。
なかなか「自分ひとり」でできる人は少ないです。
だから小学生・中1・中2の過ごし方がすごく大切になってくるんです!
たいして勉強しなくても「どうにかなるだろう」と思っている人もいます。
「塾に入れればどうにかしてもらえる」と思っている人もいます。
もちろん我々「塾屋さん」は、「どうにかなるように」全力を尽くしますが・・・・。
しかーし!
あまりにも基本が崩壊している場合は、かなり難しくなります!
例えば小学校で学ぶ基本ができてない子が、急に中3になったからとできるようになるはずがありません。こんな問題が出題されるんですから。
ちなみに「ビリギャル」の「さやかちゃん」は、ちょっとはみ出す前は、そこそこの「優等生」だったそうです。
つまり小学校・中学校の「基礎」はそこそこできていたのです。
もし「さやかちゃん」が、小学校で習う計算もできない子だったら、いくらなんでも慶応大学になんか絶対に入れませんでした。
なにも小学生のうちから「ガリ勉」しろと言ってるのではありません。
「教科書に出てくる基本的な問題」くらいは、ちゃんとできるようにしておいていただきたいのです。
そうでなければ、追検査もへったくれもありませんから。
それでは今日はこの辺で! また明日!