最近は「映像授業」なるものを取り入れている塾が増えているんですけどね。
ひとつ釘を刺しておきたいことがあります。
インターネットが普及したことにより「映像授業」や「勉強アプリ」などがたくさんでてきました。
ひどい塾になると、たいして勉強教えるノウハウなんかないのに、教材会社の言いなりになって「パソコン」「iPad」を使えばどんな生徒でもできるようになるとか言っています。
これ「料理に使う包丁」に例えると分かりやすいです。
たいして「料理の心得」もない人が「数十万円もする包丁」を買ったからといって「美味しい料理」が作れるでしょうか?
包丁って道具なんですよ!
高価な包丁を買えば料理が上手になるわけじゃないの。
包丁を使いこなす「技術」があって初めて、その包丁が活きてくるんです。
同様に「学習塾」にとって「パソコン」とか「iPad」などは「高価な道具」なんです。
『うちは高価な調理器具使ってるよ~!』なんてレストランの料理が美味しいとは限りません。
※その店にもう一度行きたいと思えるでしょうか。
私は料理人ではないので詳しいことは分かりませんが、
味はもちろんのこと、
- お店の雰囲気・接客の上手さ
- 食材の仕入れ・仕込み
- 適正な金額・良心的な値段
などいろいろなことが組み合わさって美味しい料理屋になるのではないでしょうか。
学習塾も同じです。うちは「○○式※※教材」を使ってますなんていう塾はどうなんでしょうか。。
特に『教育』って「人間が人間にするもの」です。
塾の先生の考えや気持ちを生徒達に伝えなければ、生徒達は動いてくれません。
ただーし!
生徒達に「勉強を理解してもらうための道具」としては、iPadは本当に優秀です。
要は塾教師に、この道具を使いこなせるだけの力量があるかどうかが大切なんです。
映像を見せるだけの塾があるのも事実
先日卒業生が「高校の数学が分からないから教えてください!」と私のところにやってきました。
「そんなもん、通ってる塾の先生に聞けば良いじゃん。」と返事をしたら驚くような答えが返ってきました。
どうやら、その塾では「映像授業」を見せて、あとは問題を解かせて終わり。質問はメールのようなもので送ると、後日解説が返ってくるのだそうです。
つまり、その塾では「教えてくれる先生」「質問に答えられる先生」がいないんです。
だったら高い月謝払って塾に行く意味ないじゃん!
自宅で「学びエイド」さんなどを活用すれば、無料で1日3講座まで「無料」で学ぶことができます。
しかも月額833円(税別)支払えば、全ての授業が「見放題」になります。
※中学生向けコンテンツが、まだ充実してないのが個人的には不満ですが。
塾の先生が教えてくれないなら、こちらの方がよほど良いと思います。
実は私も「学びエイド」も少しずつ取り入れています。
例えば生徒が、「先生! 関係代名詞がさっぱり分かりません!」なんて言ってきたら、
私の方で「ではこの授業見てごらん!」って、生徒達に指示してあげるんです。
そして動画を見終わったところで、私の方から簡単な質問をするんです。
それに答えられれば「ちゃんと分かってる」証拠ですからね。
もちろんこれで終わりではいけません。
関係代名詞に関する問題を数問解いてもらいます。
その中でつまずいてるところがあれば、更に説明を加えた後「類題」をもう少し解いてもらいます。
ここで説明もできない人が「先生ヅラ」して、生徒に指導するなんて「金儲け主義」以外のなにものでもありません。
少なくとも「生徒の質問に答えられる」くらいのことはできないと、もはや塾の先生なんかじゃありません。
塾の仕事って本当に奥が深いんです!
だから、かなりベテランの先生でも日々研鑽を積むんです。
ベテラン塾長ばかりが集まっても、情報やノウハウの交換がすごいですもん。
最後にもう一度繰り返します。
インターネットの普及により、iPadなど優れた「道具」がたくさん出てきました。
しかーし!
どんなに素晴らしい道具でも、「それを使いこなせる技術がある職人」がいてこそ、素晴らしい料理が作られるんです。
同様に「どんなに先端技術を取り入れようが」、それを使いこなせる先生がいなければ意味がないんです。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】