さきほどちょっと「Yahoo知恵袋」を見ていたら、こんな質問がありました。
中学3年の子がいます。この時期からの入塾で、補習塾に入るメリットはあると思いますか?
結論から言うとメリットがある場合と、全くない場合があります。
この生徒さんの場合塾に行かないで「偏差値65の上位高校を目指しています。地域の模擬テストも偏差値60以上はあります。」ということですので、かなり「自分で頑張れる子」ですね。
もしこの生徒さんが「KOSHIN学院」に来たなら確実に伸びます。
なぜならば「入試に向けてするべきこと」を正しくお伝えすることができるからです。
だらだらと長ったらしい授業を聴かされるよりは、どんどん問題を解いていった方が良いタイプと言えます。
実はKOSHIN学院には、「中3の冬期講習」から入塾して、そのまま平塚江南高校に合格。
大学生になってからは、私の手伝いをしてくれました。
「塾のバイトスタッフ」としても手伝ってくれましたが、パソコン系の大学に進学していたので、私の「パソコンの師匠」としても私を助けてくれました。
もし彼と出会ってなかったら、私はこんなにパソコンに詳しくなっていなかったと思います。
「塾生だった期間」はわずか1ヶ月半程度ですが、その後20年以上の付き合いになっています。
余談ですが彼は、当時KOSHIN学院でバイトスタッフをしていた女の子と結婚し、今では幸せな家庭を築いています。
彼のように「ある程度自分でできる生徒」なら、この時期から塾に通うメリットは大いにあると思います。
※もちろん塾によりますけど。
今から通ってもそんなに期待できないケース
反対のケースもありました。やはり中3のこのくらいの時期に来てくれた子がいたのですが、彼は中3生にもかかわらず「分数小数」の計算もできませんでした。
ただとても「真面目そうな子」だったので、私も意を決してお預かりしたんですけどね・・
しかーし!
いかんせん完全に基礎が崩壊してましたので「成績をあげる」なんていうところまでは辿り着けませんでした。
しかーし!
とりあえず「最低限の計算問題」程度だけできるようにしてあげた結果、公立高校にギリギリ入ることができました。
とまあ、ここまで書いたところで終わるなら、なんとなく美談のような気がするのですが・・・
結局彼は「高校の勉強」に付いて行かれず、半年もせずに高校を中退してしまいました。
もちろん「私の仕事」は「高校に合格させてあげること」ですから、「自分の仕事」はしたんですけどね・・・
でも後味の悪さは今でも残っています。本当にそれで良かったのか、今でも分かりません。
やらないで悩むより、やってみた方が良い!
この時期の中3生を基礎から根本的に鍛えてあげるのは無理です。
ただ「ある程度自分で頑張ってきた子」であれば、やるだけやってみて欲しいと思うのです。
あの時、ああしておけば良かったのにな~・・
なんて悩むのは嫌じゃないですか。
私個人的には「この時期に来る中3」って、そんなに嫌いじゃないんです。
なぜなら!
本気でやる気がある子であるケースが多いから!
もちろん、「今から」ですから「過剰な期待」をされても困りまるんですけどね・・・
でも一生懸命頑張って合格の2文字を勝ち取ったなら、それはそれですごく自信になると思うのです。
しかーし!
もちろん、この時期に「親に言われてしぶしぶ」なんていう子は、お預かりしませんけどね。
ですから「最後まであきらめずに全力で頑張って欲しい」です!
ちなみに「反対のケース」もあります。
せっかくこの時期まで頑張ってきたのに、ここであきらめちゃうケースです。
ハッキリ言っておきます!
私、辞めたら知りませんからね!
だって塾に来てくれなければ「どうにもなりません」から。
塾の中での出来事は、誠心誠意私が責任もって面倒みます。
しかーし!
ご家庭の中での出来事には、我々塾の先生は踏み込めないんです。
まさか、勝手に家に上がり込んで勉強を教え込むわけでにもいきませんから。
ですから「ご家庭の中での出来事」は保護者の方に頑張っていただきたいのです。
「塾の中での出来事」は、私が責任もって指導しますから。
それでは今日はこの辺で。また明日!