私が学生だった頃は、常に親や先生から「勉強しなさい!」と言われ続けていました。
当時は「高度経済成長期」で、サラリーマンの出世争いも激化していた時代でした。
出世するには、どうしても「高学歴」が必要な時代でした。
※今でも特定の企業では学歴信奉が高いところもあります。
「私の年代の人達の親」は、この学歴に悩まされる人が多かったのです。
学歴がないばかりに「年下の上司」に馬鹿にされながら働くなんていうのは日常茶飯事のことだったと聞いています。
つまり「勉強しなければいけない理由」は明確でした。
- 良い大学にいかなければ、良い会社に就職できない。
- 良い会社に就職しなければ、良い結婚相手を探せない。
- だから少しでも学歴をあげる必要があった。
そんな時代だったのでした。
もちろん、今でもそういう感覚は残っていますし、だからこそ「受験戦争」「出世争い」はなくなっていません。
かくいう私も「大手塾」に勤めていた頃は「出生争い」に巻き込まれていました。
争うのが良いかどうかは人によりますが・・・
他の塾の先生はどうなのか分かりませんが、私は「他人と争う」のが大嫌いなのです。
ただ日本国は「資本主義」の国。どうしても他者と競わなければならないことがあります。競争を避けて通るわけにはいきません。
「他人と争うのは大嫌い」な私ですが、常に「自分自身」とは戦い続けてきました。
- もっと上手に教えられるようになりたい!
- もっと周りの人を幸せにしてあげたい!
- 他人の心の痛みが分かる人間になりたい!
そのためには、どうしても「もっともっと」私がBIGになる必要があるわけで・・・。
他人のお役に立つことが、働くということ!
私はKOSHIN学院を作る前に、そう思うようになっていきました。
例えば「親では教えられない勉強」を、「私が代わりに教えてあげる」のです。
その労働の対価として報酬を得ることが、働くということなのだと思っています。
どんな職業も似たようなものだと思うのです。
歩いて行くのはとても大変、かといってクルマの運転もできない。そんな人達のために
バスやタクシーなどは「代わりに運転」して、その対価を得ているわけです。
しかーし!
何の知識も技術もない人が、他人のお役にたつ仕事をすることができるでしょうか?
ですから、みな「生きるために」様々な知識や技術を身につける必要があるわけです。
これが「勉強する必要」がある一つ目の理由です。
勉強が楽しいと思えるようになって欲しい!
KOSHIN学院で指導する科目は「英語や数学」だけではありません。
国語・理科・社会などの主要五科目はもちろん、試験前には「体育・音楽・美術・技術・家庭科」などの実技科目も指導しています。
例えば「美術の勉強」もしておいたおかげで、美術館などに行っても「より楽しい」と感じることができます。
「構図」の勉強をしておいたおかげで、「写真を撮る」時に役に立ちます。
他人と同じ景色を見ても、「他人と違う景色」を楽しむことができます。
つまり他の人よりも「景色を楽しむ」ことができるのです。
そこに「歴史」の知識が加われば、「松尾芭蕉もこの景色をみたんだな」などと思いながら景色を見ることができます。
人生に深みが感じられるようになってきます。
これも「勉強した方が良い」大きな理由です。
結局本人次第なのです・・・
たまに「勉強なんかしても意味ないじゃん!」とかいう人がいます。
はい、その通りです。「そんなこと言ってる人」には勉強はなんの役にも立ちません。
しかーし!
学んだ知識を活かそうとする人
にとって、勉強は無限の可能性を秘めているといえます。
中2の理科で「オームの法則」というのが出てきます。
電圧・電流・抵抗の関係です。
1ボルトの電圧を加えると、1アンペアーの電流が流れる抵抗の強さを1オームといいます。
このことを勉強しおいたおかげで、クルマをいじったりするときにすごく役に立っています。
というよりも、私は「自分の知識」を役立たせながら生きているのです。
もっと言っちゃえば、「若い頃に勉強しておいたおかげ」で、その知識を元に「学習塾」という仕事を何十年も続けてくることができたわけです。
勉強してきたことを活かしながら生きているのです。
- 勉強は「活かそうとする人」には、とても役に立つ!
- 勉強なんか「役に立たない」と思う人には、全く役に立たない!
とまあ、そんな感じのものなわけです。
しかーし!
そもそも「知識がないことには」、活かすも何もないわけです。
最後にもう一度繰り返します。
勉強は役に立たせようと思えば、すごく役に立ちます。役に立つようになってくると、すごく楽しいです!
その楽しさを味わえるように頑張って欲しいと思います。
こんなことを言っちゃったら身も蓋もないんですけどね・・・
勉強出来ないと、試験に合格できないのです・・・
それでは今日はこの辺で。次回は「明後日」更新する予定です。
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。