yahoo知恵袋などを見ていると、多くの生徒が・・
- 効率よく勉強できる方法ありませんか?
- 効率よく暗記できる方法ありませんか?
などと書いているのを目にします。
はい、効率よいやり方というのは存在します。私もたまに生徒に教えてあげることもあります。
しかーし!
例えば包丁を使ったこともない人に「効率の良い野菜の切り方」を教えたところで上手に切ることができるでしょうか。
私は大学生の時にレストランでアルバイトをした経験があります。その時に毎朝『段ボール10箱』ものキャベツを千切りにするように命じられていました。
プロのコックさん達は、さすがに切るのが速いくて綺麗です。
私が切ったものはゴツゴツと遅くて、しかも不揃いでまずまずしそうでした。
それでも数ヶ月間毎日のようにキャベツを切っていたら、そこそこ綺麗に切れるようになりました。
※それでもプロの料理人の足下にも及びませんでしたが。
たくさん数をこなしてきたからコソの効率!
毎日毎日たくさんのキャベツを切っていたからこそ、プロの方に「こうやって切ると速いよ!」と教えてもらうと「なるほどぉ!」って思えました。
実は勉強も同じです。
例えば「英語の単語や文章が覚えられない」生徒に、いきなり効率の良い覚え方を教えても覚えられません。
覚えようとして悪戦苦闘することを毎日続けていると、覚えるのが速く上手になるのです。
面倒なことを繰り返し練習することで速くなるのです。
暗記だけではありません!
今KOSHIN学院の中学1年生は学校で「反比例」を習っています。
※進み方が遅すぎる気もしますが
反比例のグラフ
これはY = ーX/6 のグラフですが反比例のグラフでは必ず
_____________________
x -6 -5 -4 -3・・・・・
____________________
y +1 +1.2 +1.5 +2 ・・・・・
_____________________
と細かく計算して表にあらわしてもらいます。
面倒だけど、ちゃんと表を書いてからグラフを書くと「きちんと理解」することができます。
それを「効率が悪いから」といって「整数の部分だけ書けば良い」と最初から教えてしまうから反比例のグラフが分からなくなってしまいます。
小学生や中1のうちは効率の悪いことも大切
私は小学生や中1には、面倒くさい効率の悪いことを敢えてやってもらうことがあります。
※場合によっては中3生でも
面倒なことを繰り返し練習しているうちに、やはり「面倒だな~!」と生徒も感じるようになります。
こんな面倒なことやってたら終わらないなぁ・・もっと簡単なやり方無いかなぁ~?
このことに生徒が「自分で気がつく」ことが大切なのです。
自分で気がついてから「効率の良いやり方」を教われば、それはかなり身につくのです。
生徒が自分で苦しむ前から「効率の良いやり方」を教えようとするから、勉強が苦手な子が増えてしまうのです。
というよりも「自分で考えることができない子」が増えてしまうのです。
勉強時間を短くしたいと思っている人へ!
例えば神奈川県公立高校の入学試験の場合ですと
1科目解くのに50分かかります。
解いた問題のテスト直しに50分かかったとします。
これだけで100分(1時間40分)かかります。
それが5教科あるので、入試の過去問を1年間分やるだけで
500分(8時間20分)かかります。
分からない問題が多かった生徒は、もっと時間がかかります!
その絶対的必要時間を確保しなければなりません!
それなのに、一日に5分~10分程度勉強したくらいで「高校に合格したい」なんてね・・・
はっきり言ってふざけるな! ですよ。
特に「勉強する時間がありませんでした」とか言ってる子なんですけどね・・・
私はそんなことを言ってる子は大嫌いです。
しかーし! そんな子でも
- ゲームをする時間はたくさんあった。
- テレビを見る時間もたくさんあった。
わけですよ。
私の目から見て、確かに「これ以上は無理だな」と思える生徒って、ほんの少ししかいません。せいぜい百人に一人くらいじゃないかな。
あとの99人は優先順位が試験勉強よりもゲームやスマホなだけなんですよ。
しかーし!
この500分を本気で頑張っている子達は、最初は500分かかったことでも、次からはもっと短い時間で要領よくこなすことができるようになってきます。
これこそが「効率的な勉強法」だといえます。
どんどん一生懸命頑張っていれば、否が応でも効率的に学習できるようになってくるんですね。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する学習塾です!】