効果的な受験勉強の仕方・・【学習塾】

効果的な受験勉強の仕方はありますか?」と時々聞かれるのですけどね・・。

塾によって違うので一概に言えませんが、普通に「公立高校進学」を目指すのであれば

まず最低限「過去問」をしっかりやることです。

神奈川県の場合ですと、あまり昔の問題を解いてもそんなに意味がありません。

下手をすると習ってないことがあったりして返って混乱してしまう危険性もあります。

今年度に関して言うならば過去問は「過去三年間」分もやれば十分です。

これにはちゃんと根拠があります。

  • 現大学2年生の時から神奈川県の入試は100点満点になった。
  • 2016年度に教科書改訂が入っている。
  • 出題傾向が以前は全然違っていた。

ですからあまり昔の問題を解いても、効果的ではないと言えます。
※もちろんやってはいけないわけではありませんが、その時間があれば他のことに時間を使いたいです。

入試にはどのような問題が出題されているか知る!

孫子の兵法に次のような言葉があります。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

簡単に言うと「勝負に勝つ」には、まず「敵を知る」ことが大切ということです。

ですから「入試に勝つ」には、まず「入試を知る」ことが大切なのです。

しかーし!

入試の過去問を回解いただけで終わりにしている生徒がすごく多いのです・・・

KOSHIN学院の中3生の場合、既に過去三年間分の入試問題を解くのが2回目に入っています。

一度全部解いて、テスト直しも「しっかりとやったつもりでも、2度目にもう一度解いても「あまり点数があがってない」ことが多いのです。

一度テスト直しをしてあっても、もう一度解き直してみると「更に分からないこと」を発見することも多いのです。

少し話が古くなるのですが、私が中学生だった頃には「今のように」大手塾などありませんでした。
※大学受験のための予備校はあったけど、公立高校入試のための学習塾などありませんでした。

そこで私は入試の過去問(当時も売ってました)を5回くらいやり直して試験に臨みました。
※全科目やり切れたわけではなかったけど・・・

ちゃんと5回くらい解き直した科目は、そこそこ点数が取れました。
※ただーし半世紀近く前の話なので・・

いろいろなことが当時よりは発展していますが、基本的な学習方法は、そんなに変わっていません。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

です。

まず敵を知らないことにはどうしようもありません。

極端なことを言えば、入試問題過去三年間分の中に「分からない語句が一字一句たりともない」状態にまず仕上げて欲しいのです。

模擬試験や、入試対策問題集を使って仕上げていくのは「過去問を完璧」にしてからです。

KOSHIN学院の中3生の場合、今年度から過去問を2冊ずつ持ってもらっています。

一冊目には、分からなかったことや自分で調べたことを、とにかくドンドン書き込んでもらっています。

もう一冊には何も書き込まずに、再度問題を解く時に使ってもらっています。

また「解答用紙」や「リスニングテスト」はここ(東京学参さんのホームページ)からダウンロードできます。

解答用紙」に書き込むメリットとしては、特に昨年度から入試問題が「マークシート方式」になったので、これに慣れることができます。

昨年度は初年度ということでマークシートも、そんなに複雑ではありませんでしたが、これから少しずつ複雑になっていくことが予想されます。

できれば年内に過去問三年間分は完璧に仕上げて、1月からは毎週土曜日に「入試模試」を行って、どんどん鍛えていこうと考えています。
※点数や時間を意識しての実践形式の学習になります。

下手に満点を取ろうなどと思わないこと!

神奈川県の公立高校で「満点」を取らないと合格出来ない高校はひとつもありません。

昨年度だと平塚江南高校で360点(500点満点中)くらいで合格している子もいます。湘南高校でも400点(8割)解ければ合格できている子もいます。

逆に言えば「あまりにも難しい問題」なんか、TOP校を狙うのでなければ触れなくても良いのです。

KOSHIN学院ではまだ「全ての問題」を解いてもらっていますが、1月になって実践形式に入ったら生徒によって

  • これは解けなければいけない問題
  • これは解いてはいけない問題

生徒1人1人に指示を出す予定です。
※志望校や生徒の学力によって違います。

入試だけは普段の試験と違います!

私は「普段の試験」では、単なる点取りゲームではなくて「しっかりとした実力」を身につけることができるように指導しています。

しかーし!

入試だけは違います!

いかに合格に必要な点数を取るか!

これに尽きると思います。

合格に必要な点数は生徒によってみんな違います。KOSHIN学院の中3生には既に「必要な点数」を言い渡してあります。

例えば偏差値下位の高校を目指す子が、偏差値最上位の高校を受験した子でもなかなか正解できなかった問題を解けるようにする必要はありません。

まず「自分ができなければいけない問題」をしっかりと確実に解けるように練習することが大切です。

そして最後に!

今週辺りから「変な熱が出る病気」が流行しています。インフルエンザではないけど、38度以上の熱が続いたりしています。

受験生の皆さん!一生懸命頑張るのは大変良いことですが、

  • しっかりと睡眠をとって
  • 規則正しい生活をして
  • ちょっとでもおかしいと思ったら早めに医者に行き

体調崩して長期寝込まないで済むように気をつけて頑張ってください。

すでに体調が悪い人は、さっさと寝て早くしっかり治して下さいね!

それでは今日はこの辺で。また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

 

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。