子どものやる気を奪うひと言!・・【学習塾】

私も随分「生徒との距離感」では悩みました。死にたくなるほど悩んだことが何度もありました。

しかーし!

そういえば「ここ数年」は生徒との距離で悩むことはなくなりました。

結論から言ってしまうと「生徒は何しに塾に来ているのか」と考えたら簡単です。

 

厳しくし過ぎない程度に厳しくして、私の成績をあげて欲しい!

 

最終的にはこれに尽きるのだと思います。

 

かつて「生徒達の気持ちを理解する」ということと「生徒達と仲良くなる」ということを混同してしまった時期がありました。生徒達から嫌われたくないという気持ちもありました。

しかーし!

今は「嫌われる」ことはそんなに恐れていません。ただし「信頼されたい」とは常々思っています。

塾長に言われたとおりに頑張ったら本当にできるようになった!

 

そう言ってもらえるようになることに集中しています。

 

時代がどんどん変わっていったので・・

 

若い先生一番やってしまいがちなのが「力が入り過ぎること」なんじゃないかと思います。

私がまだKOSHIN学院を作ったばかりの頃のことです。毎回英語の授業で「単語のテスト」をしていたんですけどね。ほとんどの生徒は「合格」するのですが、なかにはどうしても合格できない生徒がいました。

そういう生徒は日曜日に呼び出して(当時土曜日は学校の授業がありました)「追試」を行ったのですけどね。それでも全然合格できない生徒がいました。

やがてだんだんエスカレートして「よし! それでは明日朝7時半に塾にいらっしゃい! 合格するまでやるぞ!」なんて言っちゃって、とうとうその生徒は「お弁当をふたつ持って」塾にきて勉強することに・・・。

実は今日その生徒さんのお母様に久しぶりにお会いしました。「あの頃はお互い若かったですね~♪」なんて会話をしました。

塾を作ったばかりの頃は、それでも文句をいう生徒も保護者の方もいませんでしたし、むしろ「先生、こんなに長い時間ありがとうございます♪」という感じで差し入れをいただいたりもしました。

しかーし!

それから数年すると一気に時代が変わってきました。

保護者の方が「私より年下の世代」になってきたのです。そうなってくると「昔ながらの根性論」「巨人の星の星一徹」のような指導は全く受け容れられなくなりました。

その時代の流れにうまく対応出来なくて随分苦労した時期もありました。

そういうガンガンに攻める授業は「今の子達」にも「今の保護者」にも人気がありません。

 

え? KOSHIN学院は試験前などは朝から晩まで授業してるじゃんですって? 

 

はい! おっしゃる通りです。 入試直前の中3生は毎週土曜日は朝9時から夜9時半までやるのが当たり前になっていました。

しかーし!

これは決して「古くさい根性論」なんかじゃありませんでした。

何が違うのか?

私は「もっと早い時間で終わりにして良いよ!」と毎回言ってました。疲れがたまって体調を崩されたりしたら元も子もありませんから。

しかーし!

生徒達の方からもっと塾で勉強していって良いですか?という声が毎回出ていたのです。

 

これって全然意味が違います。少しずつ少しずつ生徒の皆さんの気持ちが変化するように指導して、生徒達が少しずつ少しずつ成長してくれた結果そうなったのです。

これこそが生徒と私の信頼関係なのだと思います。

 

時には厳しいことも言いますよ!

 

私は「オカネをいただいて仕事として」生徒達の指導をしています。ですからどうしても「生徒の皆さんの成績をあげる」必要があります。

いくら中3生がしっかりしてきたからと言っても「まだまだ幼い部分」も残っています。隙あらばサボろうとする生徒もいました。
※何度も繰り返しますが他の生徒の迷惑になる生徒は塾をやめてもらいます!

ですから時には「ちょっとピリリ」としてもらうこともあります。

しかーし!

人間は文句を言われるとモチベーションが65%以上ダウンする生き物です!

このタイミングが実に難しいです。完全に勉強から逃げ腰になっている生徒だと「先生に叱られてムカツク」くらいのことを親に言いつけて塾を辞めようとします。

ただ塾を辞めたいなんて言えば親に叱られますから「なんだかんだ理由をつける」のは、こうした生徒の常套手段ですから、保護者の方がまんまとその作戦にハマってはいけません。

 

モチベーションをあげるには?

 

人間は「誰かに認めてもらいたい」と思って生きています。自分のことを「正当に評価してくれた人」には心を許します。それは「」だって同じです。

例えば試験の結果が悪かった我が子に対して「なんでこんな点数しか取れないの!」なんて叱ってしまったら一巻の終わりです。それまでの苦労が水の泡となってしまいます。

残念ながらこうしてダメになっていった生徒を何名も見てきました。生徒と私で積み重ねてきた努力を一発でダメにしてしまいます。

確かになんでこんな点数しか取れないの!」と言いたくなる気持ちは分かります。お金払って塾に行かせているわけですから。

でもね!

試験が難しかったら良い点数は取れないんです!

ですから・・・

何が良くて何が良くなかったのか一度冷静になって話し合ってみてください。KOSHIN学院の場合でしたら、ぜひ私に相談してください!

 

話を戻します。モチベーションをあげるのは「認めてあげる」ことです。

あなたが頑張ってたのを誰よりも私は見てましたよ!

そんな言葉をかけてあげてください。

こんなこともできるようになったじゃん!

そういう言葉があれば、また次へ向けて頑張れますから。

 

お母さん達だってそうではありませんか? 「ママの作ったご飯美味しい!」なんて言われたら、すごく疲れていてもまた頑張って料理作っちゃうのではありませんか?

それでは今日はこの辺で! また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。