かつてある生徒の父親から・・
カネ払ってんだろう!
と怒鳴られたことが2度ほどありました。しかも「酔った勢い」で・・・
その頃は私も若かったのでオロオロしていまいました。
お酒に酔った勢いで出してくる「理不尽な要求」に応じるつもりは毛頭ありません。
はっきり言っとくけど、その程度の人間のお子さんは預かりませんので悪しからず。
やたら要求が多い親は要注意です!
それば誰だって「自分の子」が可愛いです。
私の祖父は生前口癖のように「他人の子が死んだのと自分の子が転んだのでは痛さが同じだ」と言っていました。
昔の人の言葉なので、私がそのまま使ったら誤解を受けそうなんですけどね、でも「気持ちとして」は分かります。本当にその通りですもん。
しかーし!
学校も塾もそうなんですけど「あなたの子だけが通ってる」わけじゃないの。
もちろん「保護者の方からの要求」にはできるだけ応えてあげたいんですけどね。
しかーし!
- 他の生徒も通ってきているんです!
- 他の生徒の迷惑になる生徒の入塾はお断りしています!
かつて授業中だろうが何だろうが頻繁に電話をかけてくる保護者の方がいました。
私が「授業中なので後にしてください!」というと授業が終わる時間に玄関で待ってるんです。
あのね! 私は授業が終わったら仕事が終わりなじゃないの!
KOSHIN学院の前の道路は交通量がとても多いので、万が一にも生徒が塾から飛び出すようなことがあってはなりません。
ですから生徒の皆さんには「先生より先に外に出ないで!」と毎回のようにお願いしています。
そのうえで私が「安全を確認しながら」生徒に帰宅してもらうようにしています。
生徒を無事に送り出しても、まだ卒業生スタッフの子もいます。この子達の引き継ぎや片付けなどが終わって、スタッフの子を無事に帰宅するのを確認するまで仕事は終わりません。
家が少し遠い子の場合夜中に自転車で1人で帰らせるのは怖いので、私が送っていくこともあります。
スタッフの子達が返ってから「授業以外の作業」をして、それから帰宅します。
毎日のように「今日はどうでしたか?」と一々尋ねられても正直私も困ります。
もっとはっきり言っちゃおうかな!
そういう保護者に限って要求が受け入れないとすぐに「退塾」していきます。そしてまた他塾でも似たような問題を起こします。
ごめんね!
うちは「一生懸命頑張る子をトコトン応援する学習塾」であって、理不尽な要求でも対応してあげる塾じゃありませんので悪しからず。
他の生徒の迷惑になる生徒はKOSHIN学院に通塾できません!
私の「経営者」としての理念
まだ大学生の頃のことです。私は大学では「経済学部経営学科」に在籍していました。当時から漠然とですが「経営」に興味がありました。
※当時はまさか自分が学習塾を経営するなんて夢にも思いませんでしたけど。
大学生の時に地元でとても繁盛している「喫茶店」の経営を始めた先輩がいました。私は先輩のお店が軌道に乗るまで、ほぼ無償でお店のお手伝いをさせていただきました。
※アルバイトは他のお店でしてたので、オカネにはそんなに困っていませんでしたので。
その先輩に「こういう繁盛しているお店にする上で、一番大切なことはなんですか?」と質問してみたことがあります。
先輩はすぐに「断ること! 断ったらまずいかなと思う相手でも断ること!」と答えてくれました。
先輩のお店は大きなビルの地下にありました。そのビルのお偉いさん(おえらい)さん(仮称H氏)はテナントに入っているいろいろな店から接待を受けていました。
平たく言えば「毎日あちこちの店でただ飯をくらってた」のでした。ほとんどのテナントの達はH氏の機嫌を損ねたくないので、「甘い汁」をご馳走していました。
しかーし!
私の尊敬する先輩だけは、H氏が食事して帰ろうとしたときに「すみません!780円になります!」と堂々と食事代を請求しました。
H氏は驚いた表情をしながらも精算して帰っていきました。
その時に先輩は「瀬下君! 商売で一番大切なことは断ることだよ!」と教えてくれました。
先輩の場合は駅近くのビルのテナントで喫茶店をしていたので、様々な人達がやってきました。
時にはヤクザ者が「ショバ代」だの「みかじめ料」だのをせびりに来る連中もいました。
またある人はお金を持たずに飲食しに来て「マスター! ツケにしといて!」なんて言って帰ろうとする者もいました。
先輩に言わせると繁盛している飲み屋さんが潰れるのは、ほとんど「ツケの回収」ができないからなのだそうです。
ですから「これらの理不尽な要求」は一切お断りしなくてはいけないと教わりました。
喫茶店と学習塾では違いますが、例えば「お祭りの寄付」とか集めに来る人もいましたが、私は全てお断りいたしました。
「ツケ」ではありませんが、過去に何名か月謝を滞納し、そのまましらばっくれてしまった人もいました。
※バックレちゃった人。このブログを読んでいたら今からでも良いから払ってください!
例えば「月謝を待ってくれ!」なんていうのは「理不尽な要求」そのものです!
遊びで欠席した分を振り替えて欲しい!
先日他塾の塾長先生が「生徒の保護者から連絡があって、今日うちの子遊びに行っちゃって塾に行かれなかったので振り替えて欲しい!」と言ってきたとものすごく怒ってらっしゃいました。
これなんか「まさに理不尽な要求」です。
その生徒のために「講師やスタッフの準備」をしておかなければならないのです。生徒が来なくても講師の先生に対するお給料は発生するわけですから。
「振り替える」のではなく「別途料金が発生する」のです。
KOSHIN学院は理不尽な要求は一切お断りいたします。真面目に頑張っている生徒や保護者の皆さんの迷惑でしかありませんから。
なんか随分きついこと書いちゃったけど、でも「当たり前のこと」ですもんね♪
それでは今日はこの辺で! また明日!