私が小中学生の頃は『教師は絶対だ!』という風潮の中で過ごしました。
- 先生の言うことは守りなさい!
- 先生に言うことは絶対に正しい!
そして親からも
- 親は間違ったことは言わない!
- 親の言う通りやれば間違いない!
ある意味でそれは正しいのかもしれませんが、子どもながらに・・
そんなわけね~だろ!
って思っていました。しかしそこは子ども・・いつもオトナには負けちゃうのでした。
親だって教師だって全てを知ってるわけじゃない!
社会人になって数年が経った頃に、「親だって知らないことの方が多い」ということを初めて理解しました。
大学生の頃までは「親の保護」のもとにいましたから、親の言うことは絶対に正しいと信じ込まされていました。
しかーし!
「社会」に出てみると、学生の頃には見えなかったことがたくさん見えてきました。
まず感じたのは「どの会社にも憎たらしい上司がいる」ということ。
- 仕事中にもかかわらず昼間からビールを飲んでクルマを運転している上司。
- パワハラなんて日常茶飯事。どれほどいじめられたことか。
学生時代には「悪いこと」だと教わってきたことが、見事に覆されたのでした。
それでも「それは当然のこと」であり「郷に入れば郷に従え」という時代でした。
それでも毎日我慢して歯を食いしばって仕事をしていましたが、やがて私の精神は完全にむしばまれていくのでした・・・。
若い方達ににこんな思いをさせてはいけない!
KOSHIN学院を作ってから25年間、このことは守り続けてきました。
※残念ながら意図せずに嫌な思いをさせてしまったことはありましたが。
親や教師や上司に完璧を求めた私が愚かだった
若かりし頃「親・教師・上司」は絶対的に尊敬できる人でなければならないと信じていました。
それが私の悲劇でした。
そんなに尊敬できる教師や上司がいったい何人いるのだろうか。
今思い起こしても「この人は素晴らしかったな!」と思える上司なんてひとりもいませんでした。
だから世の中から一向にパワハラなどが無くならないのだと思います。
しかーし!
KOSHIN学院を作ってからは「この人は素晴らしい!」と思える人にたくさん出会いました。
そしてそのほとんどが「生徒やそのご両親」です。
どんなに苦しくても泣き言を言わずに頑張っているお母さんをたくさん見てきました。
尊敬できるなんていうレベルじゃなくて、もうなんか「涙が出てきちゃいそう」に頑張っているお母さんをたくさん見てきました。
もちろんそのお母さん達だって完璧とはほど遠いのですが・・・
なかには1日に3つもパートを掛け持ちして、お子さんの学費を稼ぎそれを毎回遅滞なくKOSHIN学院に気持ち良く納めてくださる方もいらっしゃいました。
このお母さんは「完璧」なんかじゃないけど、とにかく子どものために歯を食いしばって頑張っておられるのです。
思い起こせば、私の両親も「完璧」ではなかったけど、とにかく私や弟のために歯を食いしばって頑張ってくれていました。
親に「完璧」を求めていた頃は、「親だったら当然だ」くらいに思ってました。
しかーし!
完璧なんかじゃなくて、親だって分からないことだらけで、とにかく夢中で生きてきたのだと分かった日から「親だったら当然だ」という考えることは全くなくなりました。
親は完璧でなんかある必要ないのです。「分からないことは分からない」と子どもの前で堂々言えたら気持ちが楽になると思います。
分からないこと、知らないことがあれば「調べる」なり「詳しい人に聞く」なりすれば良いのではないでしょうか。
私はKOSHIN学院を通じて、勉強や受験で困っているお母さん達の「頼りになる相談役」でありたいと思っています。
もちろんまだまだ「完璧」にはほど遠いのですが・・・。
それでは今日はこの辺で! また明日♪