先日「大阪府」にお住まいの中2男子のお母様から相談のメールをいただきました。
内容は「大手塾に通っていたのだけど成績があがらないので個人塾に通わせています。でも全然成績があがらないので悩んでいます」ということでした。
塾に通わせているのに成績があがらない!
本当のことを白状すると、私も何度となく保護者からそう言われたことがありました。そしてKOSHIN学院を去っていった生徒も何人もいました。
生徒が途中で塾を辞めていくというのは、塾教師にとって「最もツラいこと」であり「屈辱」でもあります。
しかーし!
私はその「ツラい思い」をする度に自分を見直し、改めるべきことは改めながら今日まで塾を続けてきました。
このことを別の言い方で表すと「退塾した生徒が私に塾の指導を教えてくれた」といえます。
「先生! そんな教え方じゃだめだよ!」
そんな風に言われてる気がしました。
塾に通わせているのに成績があがらない時の対処法
私にも意地があります。生徒の皆さんから「あんな塾に行っても成績なんかあがらない!」なんて絶対に言われたくありません。
だから次から次へと「新しい挑戦」をしながら日々の授業を行っています。
塾の指導に「こうすれば絶対!」ということは存在しません。それは「全く同じ人間」なんか世の中にはいないからです。
ですから、生徒ごとに「基本的ことができているか?」ひとつひとつCHECKしています。
こうして言葉で書くのは簡単ですが、気の遠くなるような作業です。
さてここからが問題です!
塾に通わせているのに成績があがらない理由は「次の2つ」に大別できます。
- 生徒ひとりひとりを地道に改善している最中である場合
- 基本をしっかり指導してくれていない場合。
塾によっては「生徒を集めて収入を増やすこと」に執心して、肝心な生徒指導が疎かになっているところもあります。
※実はかなりの数の塾がそうです。
その場合はさっさとそんな塾には見切りを付けるべきなんですが・・
「1番」のように「基本的なことができるようになるようにする」というのは、そんなに簡単なことではありません。
中学2年生であれば13~14年かけて身につけてきた「悪癖」を治すことから始めなければならないわけですから。
これは私が指導しても「そんなに簡単なこと」ではありません。
教育は「電子レンジでチーン!」というわけにはいかないのです。
もし「塾の先生が、一生懸命基礎から修正してくれている最中」であるならば、転塾するのは自分のクビをしめることなりかねません。
ではどう見極めるのか?
これは「お母さんの力量が問われている」と言っても過言ではありません。
そこでは私がオススメするのは次の通りです。
- まず塾の先生に時間を取ってもらって、面談をお願いしてみる。
- 面談の時間をとってくれない塾などさっさとやめる。
- 面談の際にお母様の悩みを素直にぶつけてみる。
- 悩みに対する塾側の姿勢を見極める。
塾の先生と本音で語り合ってみることをオススメします。
その際に「ではもっと時間数を増やしましょう。つきましては月あと※万円かかります」なんて言ってきたら、そんな塾はさっさとやめた方が身のためです。
だって明らかに「金儲け主義丸出し」じゃないですか。
勉強に集中できない子が無闇に時間数を増やしたって、その増やした分ぼーっとしているだけですもん。
そうではなくて「今の授業時間で、具体的にどんなことに取り組んでくれているのか」をしっかり確認してください。
塾ではどんなことに気をつけて指導してくれているのか、それが大切です。
この見極めは残念ながら「ほとんどの生徒」にはできません。だって子どもは楽しくてラクチンな方が良いじゃないですか。
そんな「ちんたら塾」じゃダメだ!
そのくらい言えるくらいの生徒なら、とっくに成績があがっていると思います。
だ・か・ら!
お母さんが直接「塾の先生」と腹を割って話し合ってみることが大切なのです。
もちろんKOSHIN学院の生徒の保護者の方でしたら、どんどん私に相談してください。保護者の面談の日なんか待たなくて構いません♪
それでは今日はこの辺で! また明日♪