すみません。また少し「昔話」をさせていただきます。私が中学1年生の時の話です。
中学1年生の「夏休み」に、私は一滴も勉強しなかったのでした。40日間部活と遊びだけ。
学校の宿題もやらなかったし(別にやらなければいけないとも思ってなかった)、その後まさかこんなことになるとも思ってなかったのでした・・・。
その「こんなこと」とは・・!?
その「こんなこと」とは何かと申しますと、夏休み40日間部活と遊びしかしなかったせいで二学期になってからの学校の授業は「全然分からない」状態になってしまったのでした。
もう自分ではどうしようもない状態に陥ってしまいました。
揚句の果てには、私の母親が中学校の校長先生に呼び出され・・
とまさに死刑宣告を言い渡されてしまったのでした。
しかーし!
このままじゃ仕方がないので、当時の校長先生がヒントをくださいました。
今思えば、一教科できるようになると、「勉強の仕方」が分かってくるので、他の教科もできるようになるんだということを校長先生はおっしゃったのだと思います。
それが私の場合は「英語」だったのでした。
実は今日こんなできごとがありました。
中学1年生の子が少し試験の点数が良くなくてしょげていました。そこで私は「まずテスト直し」をしてみよう!」と提案しました。
一生懸命頑張ってテスト直しをしていたのですが、どうしても分からない問題があって私に質問しに来てくれました。
問14の問題なのですが、確かに中学1年生には少し難しい問題です。ちょうど試験も終わったばかりでしたので、中学2年生の子達に「ねぇ~! この問題解いてごらん♪」と振ってみました。
予想通りの子達が「オレやってみたい!」「アタシやる~!」と言ってきたのですけどね・・。
そこで私が
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] なんだよ~、他に「俺がやってやる!」なんていう子はいないのかよ~♪[/speech_bubble]
と他の生徒に言ったら、一人の生徒が
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”boy.jpg” name=”中2男子”] 塾長! じゃあ俺もやってみます![/speech_bubble]
と名乗りをあげてくれました。
そしてなんと結果は、その名乗りをあげてくれた生徒が一番最初に問題を解き終わりました。もちろん見事正解です!
解けた本人はもちろん大喜びなんですけどね、それを見ていた周りの生徒が彼を見る目が一瞬で変わったのです。
すご~い!
周りの生徒も、他学年の生徒も・・そして何より私も! 本当にすごいと思いました。
人間ってこういうことをきっかけに伸びるんです!
ダメ人間だった私も、校長先生が紹介してくれた先生のおかげで中2の時に英語でいきなり「90点」を取りました。あの時は一瞬で教室の空気が変わりました。
他学年の先生まで「おい瀬下! お前英語すごかっただってな!」なんて言ってくださいましてね、それはそれは気持ちが良かったのでした。
おそらく「今日の中2男子」も、それに似た気持ちを味わってくれたんじゃないでしょうか。
この生徒の「数学」はこれから、もっともっと伸びると思います。そして数学で自信を付けたら他の科目にも必ず良い影響が出てきます。
またひとつ「学習塾」をやっている楽しみが増えました。この生徒はムードメーカー的な要素のある子なので、きっと他の生徒の皆さんにも良い影響を及ぼしてくれるでしょう。
それでは今日はこの辺で! また明日♪