現在小学6年生の皆さんにどうしてもお伝えしたいことがあります。
この時期ほとんどの塾で「中学準備講座」を行って生徒募集に躍起になっています。
でもね! ほとんどの塾が「やる内容を間違えている」のです。
中1の最初の試験は英語なら「アルファベットと簡単な単語」ができればほぼ満点近く取れます。数学にしても最初は「計算問題だけ」ですから、少し先取りしてやっておけば「最初だけは」良い点数が取れます。
これをもって、「ほら中学準備講座って大切でしょ? じゃうちの塾に入りましょう!」なんて言ってる塾の広告なんか信じちゃダメです。
中1は夏休み明けくらいからガクーンと問題が難しくなる
三学期制でいう「二学期」になると、中1・中2ともに学習する内容が段違いに難しくなります。
ですから「本当の中学準備講座」とは次のようなことをするべきです。
- まず勉強の仕方をしっかりと教えてあげる。
- 問題の解き方ではなく「考え方」をしっかに身につけてもらう。
- あきらめないで最後までやり遂げる大切さを理解してもらう。
これらのうち特に「勉強の仕方」を教えてあげることが特に大切です。
KOSHIN学院に来てくれる生徒の場合ですと、小学生の場合「ノートの書き方」からしてめちゃくちゃな子が多いんです。
なんでめちゃくちゃなのかと言えば「誰も教えてくれなかった」からなのです。ノートを正しく書くことがいかに大切なのかを教えてくれる先生と出会っていなかったのです。
え? ちゃんと教えてるんですけどですって??
それでは伺いますが「できるようになるまで指導しましたか?」ということなのです。
「1~2回口で説明した」なんていうのは、教えてあげたことにはなりません!
あっ! 大切なことを忘れてました。
ひとつの教室に30~40名もの生徒を詰め込んで一斉授業(学校の授業方式)で、生徒の皆さんが「ノートの書き方を正しく学ぶ」のってほぼ不可能です。
もっとも「できる子」はそれでもできるようになりますが、お勉強がどちらかといえば苦手な子には不可能です。
中1の学年末試験は難しいんだぞ~!
中1・中2ともに冬休みが終わって「三学期」になると、さらに勉強が難しくなります。
この時期になって「勉強に取り組む姿勢」ができてない子や、「問題をどう考えたら良いか」も分かってない生徒の場合は、もはや危機的状況です。
この時になって初めて親子ともに「これじゃまずい!」って知ることになります。
中1の子の場合、「これじゃまずいから中2になったらちゃんとやろう!」なんて思っても、それじゃ遅すぎるんです。
な~んでか?
特に英語や数学は、「積み重ねの学問」です。 例えば
- 小6で:比例反比例を習う
- 中1で:比例反比例(負の数を含む)を習う
- 中2で:一次関数を習う
- 中3で:二次関数を習う
- 高1で;二次関数のうち y= ax˜2 +bx + c を習う
ですから「小6の算数」が分からない子が、そのまま中学生になってしまうと「これから高校を卒業するまでずっと」数学が分からない子になってしまいます。
そうならないためには、これから中学生になる皆さんは「まず小6の内容」がしっかりできているかどうかが鍵になります。
ある程度以上(中堅以上)の偏差値の高校に進学したいならば、ここでコケているようでは話にならないんです。
だから「この時期」にしっかりとした「中学準備講座」を受ける必要があるのです。
教育は「電子レンジでチーン!」というわけにはいきません。小学校低学年からの積み重ねが大切です。
最後にもう一度繰り返します!
ですから、どんな塾でも良いというわけではありません。
ちゃんと「勉強の仕方」「問題の考え方」から教えてくれる塾を探して欲しいのです。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】