人間は「親」になると、「我が子」にいろいろと期待したくなります。
そのおかげで、私自身は「大学に進学」することもできましたし、「ピアノを習わせてもらう」こともできました。
そうした意味では両親には本当に感謝しています。
しかーし!
平成という時代の間に世の中の情勢は大きく変わりました!
子どもの習い事もかなり多岐にわたってきました。
私が子どもの頃はせいぜい「ピアノ」「そろばん」「習字」くらいしか習い事はありませんでした。
「学習塾」だって、身体が不自由で外に働きに出られない方がご自宅の一室で細々と子ども達を教えているくらいなもので、およそ「企業」とはほど遠いものでした。
しかーし!
今では「英会話・ダンス・野球・サッカー・スイミング・テニス・・・」(まだまだ書き切れない・・・)など「お金を払わないとできないこと」ばかりになってきました。
こんな時代になってくると、親が子どもに要求するものが増えてきます。
はっきり言っちゃおうかな!
鬼監督のいるような野球などの「クラブチーム」に入るなら勉強はあきらめるべきです!
クラブチームの「鬼監督」は、試験の前だろうがなんだろうがお構いなしに「朝から晩まで野球の練習」を子ども達に強要します。
言っとくけど、僕も「野球自体」は良いものだと思います。
しかーし!
試験の前でもお構いなしに「朝から晩まで野球漬けにする」神経が分かりません。
まぁ、でもそんなところに所属しなければ良いだけのことなんですけどね・・・。
でも「親」は我が子に野球もやらせたい、勉強もやらせたい、あれもやらせたい、これもやらせたいと子どもに強いるのです。
あれもやらせたい、これもやらせたいの結果
いろいろなことを習わせること自体は悪くありません。
で・も・ね!
それらを全部やり切れる子ばかりじゃないの!
あれもこれもやらせようとした結果、それらをやり切れなくなった子どもはどういう行動にでるかご存じでしょうか?
- 集中力がなくなり勉強なんかしなくなる。
- そして塾を辞めると言い出す。
- 結局部活やクラブチームも辞める。
- せっかく入った高校も退学する。
こんな子達を何名も見てきました。塾を辞めるとか野球を取るとかは「家庭の中のこと」ですから、私にはどうしようもありません。
それだけではありません・・・
成績が下がるとあちこち塾を探しまくるようになる!
そしてたいていの場合は「塾難民」と化していきます。
あれもこれもやらせる時に絶対に気をつけなければならないこと
いろいろなことを習うにしても、受け入れ可能なキャパシティには個人差がかなりあります。
やり切れなくなった子ども達の惨めな末路のことを考えてください!
一番最悪な勘違いは「我が子を自分の所有物である」かのごとく振る舞うことです。
ひどい親になると「我が子をペットのように」扱っている人もいます。
子どもは「親の要求」にできるだけ応えようとします。
「勉強だけ」だってものすごく大変なのに、あれもこれも出来るわけありません!
もう一度繰り返しますが、キャパシティを越えてしまった子どもは「防衛本能」により、ぼーっとして動かなくなります。
なんでもかんでも、あれもこれもとやらせるのは大きな危険を伴うということを認識して欲しいと思います。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
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