勉強が苦手と言いますが、苦手にも大きく分けて2種類あります。
- 生まれつき何らかの「しょうがい」があって勉強ができない。
- 勉強の仕方を教わって来なかったから、やりたくてもやれない。
前者について私は専門家ではないので、コメントは差し控えます。
問題は「勉強の仕方を教わってこなかった子達」の場合です。
算数・数学の場合
お勉強が苦手な子が一番最初にやらなければいけないことは「計算問題」です。
もちろん数学は計算だけではだめなのですが、しかし計算ができないことには話になりません。
学校や塾の授業を聴いて、なんとなく分かったような気がしても「実際に問題を解いてみると」結局計算ができないことがネックになって得点に結びつきません。
そして中学生の場合だと、なんと言ってもできないのが「分数・小数の計算」です。重症な子の場合「二桁以上のわり算」からして壊滅的です。
その状態で関数だの平方根だの三平方の定理だのと言われてもそりゃ無理と言うものです。
ですから「まず計算問題」をしっかりできるようにしましょう。
しかーし!
そういう生徒はほとんどの場合「ノートの書き方がグチャグチャ」でどこに何が書いてあるか分からない状態です。
ノートの書き方から指導してあげてほしいものです。
英語の単語や国語の漢字
英語や国語ができない最大の原因って何だかご存じですか?
それは・・
- 言葉を知らない。
- 言葉の意味も知らない。
- 言葉の覚え方も知らない。
ということに尽きます。
英語なら単語の意味も調べないで問題を解こうとして撃沈している生徒を非常に多く見かけます。
国語もそうです。漢字や言葉の意味も分からないまま、教科書の本文も理解しないまま問題を解こうとする生徒が非常に多いのです。
ですから意味は辞書などで調べてから勉強しましょう・・なんて言うと!!
ただ辞書に書いてあることをノートなどに書き写しているだけの子が多いのです!
そういう生徒には「これってどういう意味?」と突っ込んであげます。
しどろもどろになるようでは・・・・ですよね。
間違えた辞書を使っているケース
中学1年生くらいの子が「ジーニアス」「ライトハウス」など「大学受験向けの辞書」を使って意味を調べていることがあります。
単語の意味を調べたのは良いのですが、その説明が小中学生には難しすぎて意味が分からないままただノートに書いている子が多いのです。
私が子どもの頃は「大人向けの辞書」しかありませんでしたが、今は「小学生向け」「中学生向け」の辞書が多く書店に並んでいます。
電子辞書だって「小学生向け」「中学生向け」があるのです。
私もよくふらりと書店を訪れて、いろいろな辞書を探しています。気に入った辞書があると「大人買い」してくることもあります(笑)
このブログを読んでくださっている方が KOSHIN学院の生徒の保護者の方であれば、辞書を探す時にはぜひ私にご相談ください。
いずれにしても、こうした「基本」をまずしっかりできるようにすることが大切です。
勉強って不思議なもので、「分かるようになってくると、ドンドン分かるようになる」のです。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】