月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり
これは有名な「松尾芭蕉の奥の細道」の最初の一文です。
なんでこんなことをでブログを書き始めたかというと、生徒の皆さんに少しで良いから「人生って何なのだろう?」と考えて欲しいと思ったからです。
皆さんは生徒や自分の子どもから『人生とは何なのですか?』と聞かれたらどう答えますか?
これに対して松尾芭蕉は「奥の細道」の中で『人生とは旅のようなものである』と言っています。
さすらいの旅に出たい気持ちを抑えられず、歌枕である須磨や明石(兵庫県)の海辺をさすらって、ようやく江戸に戻ってきたのだけど、今度は白河の関所(福島県)を越えたいと思うようになり、どうにも気持ちを抑えられなくなりまた旅に出るのです。
人生とはそのようなもので、「ひとつのことをやり遂げる」とまた「次のことをやりたくなる」のです。
私自身もそんな思いの繰り返しをしながら現在に至っています。
逆に言うと「ひとつのことをできないでいるのに、次のことをやろうとしてもできない」とも解釈できます。
ここで現代の中学生には『大きな問題』があります。
中学校は忙しすぎるのです!
例えば中3生なら1年間のうちに
- 前期中間試験
- 前期期末試験
- 後期中間試験
- 後期期末試験
- 入学試験
- 修学旅行
- 体育祭
- 文化祭
- 音楽会
- マラソン大会
さらにこれに加えて
- 部活の練習・しかも早朝から
- 部活の練習試合
- 部活の大会
さらに追い討ちをかけるように
- 塾通い
- クラブチーム
- 習い事
など枚挙に暇がありません。
これだけ忙しいと、中学生は『自分を見つめ直す時間』ってほとんど取れないのではないかと危惧しています。
これだけはお伝えしたいのですが
『自分をしっかり見つめる』のってものすごく大切なことですよ!
しっかり自分を見つめ直して、悔いのない受験をしてほしいと願っています。
それでは今日はこの辺で! また明日♪