分からない問題にぶつかると、生徒はいろいろな行動に出ます。
ん? なんだこれ? どこから攻めていったらいいんだ?
と考えられる子は大丈夫なんですけどね。
- ただ黙ってフリーズしている子
- 分かったようなふりをしている子
こういう子達は要注意です。私の授業でもこうした行動に出るのですから、学校の授業や他塾の授業ではいったいどうなっているのでしょうか。
あのね!
生まれて初めてやってることなんだから、分からなくたって全然構わないの!
5段階で5を取る生徒だって、最初は分からないんだもん。
ただね!
「分からない!」と思ったあとの行動が全然違うのです。
出来る子が分からない問題と出会ったら
- いろいろ試行錯誤してどこから攻めるか考える
- こことあそこを求めたら答えが出るんじゃないか?
- いや、それだとやはり上手くいかないな~。
そういうプロセスを辿るんです。ここを求めるにはまずこの部分を取り出して、ああしてこうしてって始めるんです。
しかーし!
出来ない子が分からない問題と出会ったら
- わからない。考えるの面倒くさい
- 先生に答え聞いちゃおうか
- でも叱られるんじゃないか
こんなに差があるんです。ですから月日が進むに連れてドンドン差は開くばかりです。
じゃどうすれば良いのでしょうか?
出来ない子はそのままにしておいたらダメだということなんですけどね。
そうじゃないんだ! 「分かる」っていうのはこういうことなんだ!
ということを繰り返し伝えていくしかないのかなと。
僕はこういうケースでは教えないで我慢します。その子が「分かりたい!」と思うまでは我慢です。
ただし!
そうなるまでの時間が問題なのです。
5分くらいで「先生、分かりません!」と聞きに来ることが出来る子もいれば、何時間経っても聞きに来ない子もいます。
十数年前ですが、9時間半教室に座っていて何やら鉛筆は動いているのですが一問も問題を解いてない子がいました。
動画で撮影したら「真面目に勉強しているようにしか見えない」んですけどね。でも一問もできてないの。
あれ以来、さすがにそんなに長い時間我慢することはやめましたが、しかし出来ない子ってそんなパターンが多いのです。
で! どうするかですよね!
私は叱ります! 泣くほど叱ることもあります。ただし「他の生徒の迷惑」にならない場所で。
これを2年くらい続けると、ある程度ちゃんとやれるようになってくるんです。
だから「あの子はできないから」なんて簡単に辞めさせたりできないんです。
それでは今日はこの辺で! また明日♪