何十年前だったかな? 生徒達を連れてキャンプに行ったことがありました。
※あの頃は私も若かったσ(^_^;)…
各班に別れて食事の支度をしました。すると「中1男子の班」だけが食事を食べようとしません。みんなでじーっとしているんです。
そこで私が・・
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] どうしたの? 食べないの?[/speech_bubble]
と聞くと、生徒達は
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”boy.jpg” name=”生徒達”] お箸がないから食べられません。[/speech_bubble]
と言いました。
そこで私は
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] じゃあ、食べなくて良いよ~♪[/speech_bubble]
とだけ言って知らん顔していました。
すると中1男子達は何事かもぞもぞ話し合って
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”boy.jpg” name=”生徒”] 先生、お箸ください。[/speech_bubble]
と言ってきました。
山奥のキャンプ場です。お箸なんかあるわけがありません。ですので
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] お箸なんかないよ~♪[/speech_bubble]
と返事をしました。だって本当にないんだもん。
結局生徒達は木の枝を折って、水で綺麗に洗って『自家製の箸』を作って食べていました。
最初からそうすれば良いじゃん!
と生徒達に言うと、みんな嬉しそうにモグモグ食べていました。
あれがないから、これがないから
これって別に「キャンプ」の時に限った話ではありません。
ある生徒は筆箱を持ってくるのを忘れて、黙って下を向いていました。私は『筆箱がない』ことにはすぐに気がついたのですが、その生徒が『えんぴつ貸して下さい』と言ってくるのを待ちました。
結局授業が終わるまで、その生徒からはなんの言葉もありませんでした・・・。
別に『先生!えんぴつ忘れちゃったので貸して下さい!』と言えば、鉛筆の予備くらいいくらでもありますから。
ただし『自分の口』で行って欲しかったのです。
そりゃ人間ですから『忘れ物』をしてしまうことはあるでしょう。
しかーし!
『えんぴつを忘れたから』と言って、ずっと勉強しないでいるのはどうでしょうか。
- あれがないから何もしない。
- これがないから何もしない。
KOSHIN学院の生徒には、そんな人間になってもらいたくありません。
それでは今日はこの辺で! また明日♪