昨日は『英語の勉強方法』についてブログを書きました。
※参照:英語の勉強方法
この流れで今日は『国語の勉強方法』について書いてみます。公立中学校に通う公立高校を目指す子達の『定期試験』に向けての勉強方法です。
用意する物
- 国語の教科書
- 国語辞典
- 教科書の本文を朗読しているCD(あれば)
- 国語のノート教科書準拠の国語ワーク
教科書に出てくる新出漢字や意味の分からない言葉を調べる
国語ができない生徒は、まずもって『言葉の意味』『漢字の読み方や意味』などを調べていません。英語なら『知らない単語』だらけだったら文章読めませんよね? 実は国語も同じです。
中学校の国語の教科書の内容は、普段使わないような『難しい言葉』がたくさん出てきます。ですから新しい漢字はもちろん、文章中に出てくる『分からない言葉』の意味を調べてノートに書き出しましょう。
この際に『漢字』は昨日の英単語同様『オレンジ色のボールペン』で書いて、あとで赤い下敷きをかぶせて『漢字テスト』ができるようにしておきましょう。
教科書の本文を訳す!?
国語なのになんで『本文訳』なんかするの? って思った人! 全然国語の勉強方法が分かっていない証拠です。
例えば
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
という文章が出てきた時に
祇園精舎:中インドの精舎。祇樹給孤独園に建てられたので祇園という。
「祇園精舎」とは、祇園に建てられた精舎、ということ。
諸行無常:世のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。人生は、はかなく虚しいものであるということ。
と言葉を調べて、つまりどういう意味かを書いてみるのです。
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。
このようにまず『言葉の意味』を理解して『文章にはどういうことが書いてあるのか』を訳していきます。
英語だって『意味が分からない文章』なんてお手上げですよね? 実は国語も(他の科目も)全く同じなのです。
どうしても意味が分からない文章は塾や学校の先生に質問してください。
※ということは学校の授業を受ける前にこれらのことが終わっていることが望ましい。
漢字や本文を覚える
漢字を覚えるのは分かっていただけるとして、『教科書の本文を覚える』と言っても長い小説を全部覚える必要はありません。先ほどの『古文』や『詩』などは覚えてしまいましょう。この時にも「赤い下敷き」はとても役に立ちます。
この時に『漢字を何十回も書いている人』がいますが、私の経験では100回書いても覚えられません。それどころか100回も書いたら途中で『別の文字』になっちゃいます。
『書く』のが目的ではなく『覚えること』が目的なので、そこは絶対に間違えないでください。
教科書準拠の国語のワークを解く
ここでも昨日の英語と同じことが言えます。なんのために『ワークの問題を解く』のでしょうか。
- 教科書の文章の内容をどれほど理解出来ているか
- 漢字や語句の意味をちゃんと理解して覚えているか
こういうことを確認するためにワークの問題を解くのです。教科書の内容を理解もせずにいきなり問題を解こうとしている生徒がいますが、それで解けるはずがありません。
解いて解きっぱなしでは意味がありません。
『どうしてそういう答えになるのか』を解説などをみてしっかり理解しておく必要があります。どうしてそういう答えになるのか分からない場合は『塾や学校の先生』に質問すると良いでしょう。
少なくとも中間・期末試験の前にはこれらのことを全て行ってください。このくらいのことをやらないで試験を受けるなんてもってのほかです。
それでは今日はこの辺で! また明日♪