塾の仕事をしていると、どうしても出てきてしまうのが『親子関係のこじれ』です。
よく『親』はこどもに『お前のためだから!』と言います。そしてそれは大抵『正論』であることが多いです。
しかーし!
『正論だけでは』人間の心って動かないんです。
子ども側からすれば『いつも押しつけられている』としか受け止められないことも多々あります。
いくら親子でも正しく伝えないと伝わらない
私の子だったら『このくらい分かるだろう』と決めつけて、子どもにいろいろ言っちゃう親がいます。
しかーし!
幼稚園生の頃ならともかく、中学・高校・大学と進むにつれて『親とは違う考え方』を持つようになるのは自然な流れです。
そうなってくると『一方的にポンポン言う』だけでは、子どもに何も伝わりません。そういう傾向が強く表れ始めるのが中学生くらいの時期です。
ではどうすれば良いか?
これは何も『親子関係』だけのことではありません。『先生と生徒』の間でも起こることです。
先生って呼ばれると、どうしても上から目線になりがちです。私も何度もこれで失敗しました。
『相手を説得する』って、実はすっごく難しいことです。説得するためにはいろいろ資料を作ったりしなければなりません。
これは『社会人』であれば当然やっていることです。ある意味このブログもそのひとつなのかもしれません。
『私という人間』を理解していただくためにブログを書いているのですから。
例えばこのブログで、私が読者の皆さんに対して『上から目線』で文章を書き続けたとします。そんなブログを皆さんは読みたいですか?
私なら『上から目線』な文章なんかわざわざ読みたくありません。
相手に『自分の考え』を正しく伝えたいなら、ポンポン思いついたことを言ってはいけません。
お互いに冷静に話し合える場を設けて、ちゃんと『伝えるべきこと』を整理して。できれば資料も作ってから子どもを説得する必要があります。
あ・の・ね!
いくら親子でも『正しく伝えなければ』、子どもに気持ちは伝わらないのです。思いついたことをポンポン言われたら、子どもは受け止めきれませんから。
それでは今日はこの辺で! また明日♪