今から35年ほど前のことです。当時私は『大きな問題』を抱えていました。
それは『全ての生徒に好かれるような先生になりたい』ということでした。
しかーし!
そんなに上手くいくはずもなく、いつも悩んでいました。そしてその悩みはいつしか『絶望』になりかけていました。
- 僕には生徒を教える資格なんかない。
- どう頑張っても全生徒に信頼する人間になれない。
そのように悩んでいる私に『先輩教師』がこんな声をかけてくれました。
『いいか! 俺たちは神様なんかじゃない! 今できることを一生懸命やる! これしかできないんだ!』
その言葉で私はすごく気持ちが楽になりました。
確かにその通りで例えば100人の人間がいたとして、100人全ての人に好かれる人なんかいないんだ。ただその割合を増やすことはできるでしょうが。
そりゃ今でも本音は全ての生徒に好かれたいさ
全ての生徒に好かれ、全ての生徒に信頼される。これって『今でも』究極の理想です。
しかーし!
やはりそんなことはあり得ないんだよね。人間はみんな生まれ育った環境問題も違えば、性格も違うわけですから。
リンゴをを好きという人がいれば、リンゴは苦手だという人もいるのと同じかもしれません。
だからあの時私は『私を良いといってくれる生徒のために頑張ろう!』と心に決めたのでした。そのためには『一生懸命頑張る子達をトコトン応援する人間』になろうと。
そしてそれから今までずっと、この気持ちを持ち続けてきました。
しかーし!
上手くいかないこともありました・・・。
そんな時は自分を責めて、呪い殺したくなるほど責めまくったこともありました。
しかーし!
そんな私に『いつも勇気をくれたのは』生徒の皆さんでした。
先生! 大丈夫? 私には先生が必要だよ! だから頑張ってね!
生徒の皆さんの顔を見ていると『そんな声』が聞こえてくるような気がするんです。
そんな時はいつも家に帰ってから一人でずっと泣きました。
『ありがとう! 俺頑張るからね!』
そうして何度も悩みや苦しみを突破してきました。
これが今日まで塾を続けてこられた原動力です。だから今まで投げ出さずにやってこられました。
今まで携わった全ての生徒の皆さんに感謝感謝です。
それでは今日はこの辺で! また明日♪