かつて、ある小学校教師が『小学生のうちは遊ばせてあげてください。勉強は中学校からで大丈夫ですから』と言いました。
※敢えてその先生の名前は伏せます。
その言葉を聞いた保護者の1人が血相変えて私にそれを報告しにきてくれました。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”mama.jpg” name=”ママさん”] 先生!冗談じゃないですよね!・・・[/speech_bubble]
はいっ! 冗談は顔だけにして欲しいです。
確かに小学生と中学生では指導の仕方が少し違います。
しかーし!
小学生の勉強が出来ない子が、あの難しい中学の勉強をできるようになるはずがありません!
そして!
小学校の勉強を舐めちゃいけません!
私が塾の先生になったばかりの頃、小学生の勉強を教えるのにどれほど予習したか・・・。
中には本当に難しい問題がたくさん混じっています。どのくらい難しいかと言えば『大学生でも解けない』くらいです。
さらに!
あまり試験の結果に縛られずに、ノビノビと楽しく多くのことを学べるのもこの時期です。
私は塾の先生になってかれこれ40年近くなりますが・・・
小学生に勉強を教えるのはすごく難しい!
って思うのです。中学生や高校生ならある程度『理屈』で説明できますが、小学生にはそれはあまりできません。
ここだけの話ですが、本当は中3よりも小学生の月謝を高くしたいくらいです。そのくらい大変だということです。
学問の基礎は小学校で習います!
物事の考え方であったり、問題を解く手順であったり、そもそもこれってどういうことなのかなどを理解する能力は小学生のうちに築かれます。
点数が良いとか悪いとかも大切ですが、それよりも『物事に取り組む姿勢』などは小学生のうちにほぼ完成してしまうと言っても過言ではないでしょう。
そして!
しかも中学生よりも『楽しく』です。楽しいというのは『この問題が解けて楽しいな♪』『大変だったけどこれ全部覚えられて楽しいな♪』という意味です。
この楽しさを知った小学生は、黙っていてもドンドン勉強するようになります。
ぜひ小学生のうちに『この楽しさ』を学んで欲しいと願っています。
それでは今日はこの辺で! また明日♪