叱らない教育と言うけれど【学習塾】

『誉めて伸ばす』と良く言われます。私もこの言葉は賛成です。人間誰しも誉められれば嬉しいですからね。私自身も『誉められて』成長しました。ですからこの言葉は全くその通りだと思います。

 

しかーし!

 

『叱らない教育』というのは、そもそも『教育を放棄した言葉』だと思います。もちろんなんでも叱れば良いと言うものではありませんが。

 

 

 

叱らなければいけない場面

 

先日中3男子1名(仮称:岸田君)が私が『絶対やるな!』と言い続けれていることを平然とした顔でやってきました。

 

中学の英語で一番基礎となるのは『教科書の本文訳』です。

 

本文を訳すためには・・・

 

  • 分からない単語の意味を調べる。
  • 主語と動詞がどれなのかを正確に掴む。
  • 文法事項を理解する。
  • 文の構文を理解する。

 

これらのことをしなければ絶対に訳せません。即ち勉強の基本です。

 

ですから『本文訳』をする時には『教科書ガイドなどに載ってる本文訳』を写してくるようなことは絶対にしないように、口を酸っぱくして何度も生徒に伝えています。

 

しかーし!

 

岸田君は『絶対にやるな!』と言われていることを平然とやってきました。

 

すでに何度かご紹介しているとおり、今年から『英語の教科書がものすごく難しく』なっています。これは岸田君の実力では訳せないのは私にはよく分かっています。

 

しかーし!

 

彼の本文訳を見ると全て完璧に合ってました。

 

そこで・・・

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] この単語はどういう意味?[/speech_bubble]
と聞いてみました。もちろん全く答えられません。それはそうです。答えを写してきただけですから・・・

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] 誰がそんなことをやれと言った? 俺がそんなことをやれと言ったか?[/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] そんなことをするんだったら、もう塾に来る意味はないから、もう塾なんか辞めなさい! 俺はそんな生徒の面倒なんか見たくないから![/speech_bubble]

 

普段私は生徒に対して『汚い言葉』は絶対に使いません。

 

しかーし!

 

こういう場面では意図的に使うことがあります。その方が強く心に響くと思うからです。

 

ですから、この時は『俺! お前!』と言う言葉をわざと使いました。

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] どうしてそんなことをしたんだ? バレないと思ったのか?[/speech_bubble]

 

と聞いても『分かりません・・』と答えるばかり。先生を騙そうという意図はなかったとばかり・・・

 

 

中学生にはよくあることなんだけど

 

中学生・特に勉強は苦手な子には良くあることです。結局『分からないから、つい楽な方に逃げてしまおう』という考えです。

 

塾の先生になってから何百回となく、こういう場面に出会ってきました。

 

しかーし!

 

こういう『悪い癖』はキッパリ断ち切らなければないません。しかも『たった今すぐに!』です。

 

そういうとき人間は厳しく叱られないと、なかなか悪い流れを断ち切れません。

 

どうしても『別にバレなかったから良いや』と思ってしまい、後にまた同じ過ちを繰り返します。

 

ですから、『叱ってあげない』というのは『教育を放棄する』ことだと思っています。

 

 

それでは今日はこの辺で! また明日♪

 

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。