今日私はある小学生の生徒に感動しました。お勉強が苦手な子なのですが、私の言ったことを一生懸命守って地道な計算をちゃんとやっていたのです。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
この小学生は割り算が苦手なのですが、今一生懸命頑張っている最中です。最初来た頃は分からなくなるとボーッとしてしまうこともありましたが、今日は本当は塾に来る予定の日ではないのに、ひとりで勉強しに来ました。それだけでも感動なのですが・・・
最初は69÷23という計算ができなくて困っていました。
「69の中に23はいくつ入りますか?」
と教えても答えられなくて困っていました。
小学生のうちから塾に来てくれるとこんなことができます。
本当に分からなくて困っていました。そこで地道な計算をしてもらうことにしました。
23×1=23 23×2=46 23×3=69 ・・・・
とひとつずつ「かけ算」をしてもらいました。
すると自分でも気がついて「あ! 3だ!」と元気に答えてくれました。
その後も75÷14 501÷34 など面倒くさい問題が続きましたが・・
その子は丁寧に
14×1=14 14×2=28 14×3=42
14×4=56 14×5=70 14×6=84
とノートで地道に筆算をしていました。
こうやればできるんだ!
ということが分かったらしく、その後も黙々と地道な計算を続けていました。
そしてついに二桁÷二桁の割り算をマスターしてくれました。
たかが計算問題と思われるかも知れませんが、この生徒にとっては素晴らしいことだったに違いありません。
もちろん私にとっても素晴らしいことでした。
その生徒を力一杯誉めてあげました。
「※※ちゃんは、先生が言った面倒くさいことを黙々と一生懸命頑張ってたね! 先生は本当に素晴らしいと思います。 ※※ちゃん本当に素晴らしい!」
入塾する前に、お母様から色々マイナスなことを伺っていたのですが、全然そんなことなくて、本当に良い子だと思いました。改めてその生徒のことを大好きになりました。
これなんです! ここがポイントなのです!
中学生相手だと、なかなかこの面倒くさい地道な作業をさせている時間は取れません。目の前に試験があるので、どうしてもそちらをしなければなりませんから。
でも小学生にはこうした時間があります。
こうして自信をつけた小学生は、最初の5問解くのに何時間もかかって子でも、できる喜びを学ぶと勝手に何十ページも問題を解いてくることは珍しくありません。
こんな幼い子が、面倒な作業を一生懸命頑張っていたのです。本当に感動しました。
ちょっと手を掛けてあげるだけで見違えるほど
このようにちょっと手を掛けてあげるだけで、ものすごく生徒は変わります。自信を持つって本当にすごいことなのだと改めて実感しました。
そう言えば私自身ももうすぐ中2になるという時に、まだアルファベットもろくに書くことができない生徒でした。
でも塾の先生が徹底的にアルファベットを教えてくれました。私は字がすごく下手なのですが、先生のおかげで英語は綺麗に書けるようになりました。
自分でも綺麗に書けたことが嬉しくて、英語が大好きになりました。中2の二学期にはなんと英語の試験で92点も取れてしまったのです。
ですからますます塾の先生が大好きになりました。
その先生が私にしてくれた様なことを、今塾に来てくれている生徒のみなさんにお返ししたいと思っています。
私の師匠は常々
「俺に可愛がってもらって嬉しいと思ってくれるなら、俺ではなく次の世代の人達に返してやってくれ!」
と言ってました。
もしかしたら、この言葉は究極の教育なのかも知れないと思うようになりました。
自分が学んできたことを次世代の人にお伝えするのは、年齢を重ねてきた人間の義務なのかもしれません。
※なんかじじ臭い言い方で申し訳ございません。
この生徒のおかげで、逆に私がパワーを頂いて元気になりました! ありがとう!
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある生徒が塾長にパワーをくれる学習塾です!】