「うちの子は家ですっごく勉強するんですよ!」と言いながら塾に申込に来られた方はいません。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。今日もブログを読んで下さってありがとうございます。
一口に「勉強しないんですけど」と言っても千差万別です。
・学校の宿題くらいしかやらない。
・学校の宿題もやらない。
・学校で宿題があるのかどうかも分からない。
本当にいろいろですよね。
私が中学生だった頃の話です。母は私に「勉強しなさい!」と毎日怒ってばかりでした。私には「勉強しろ!」と言いながらも、自分たちはテレビを見ているんです。
私が「ずるい!」と言うと、「オトナは毎日働いているんだから良いの!」と真っ赤な顔で怒鳴り散らしました。
仕方が無いから自分の部屋で問題集を広げてみるんですけど、問一の(ア)からして、さっぱり分からないんです。だから自分で勉強しろと言われても無理でした。
かと言って親が教えてくれるわけでもないし、教えられるはずもないし。
中学1年生の終わり頃には、私の成績は惨憺たるものになっていました。そしてついに中学校の校長先生から母が呼び出されました。
ここがポイントです!
「校長先生」に呼び出されるなんて尋常じゃないんです。
「お宅の坊っちゃん、このままじゃ行く高校ないよ!」
と言われて来ちゃったんです。
当時は「学習塾」なんてない時代でしたし。大変なことになってしまいました。
そこで校長先生が自分の友人で高校を定年したばかりの先生を、私の母に紹介してくれました。明治時代に生まれた怖い先生でした。とっても怖かったけど、私はその先生に見放されたらお仕舞いだと思って一生懸命頑張りました。
昔の先生ですから「げんこつ」なんて当たり前。でもとっても愛情のある「げんこつ」でした。(時代が違うので、私はゲンコツは使いませんが)
ポロポロ涙を流しながらも、その先生に必死で付いて行ったら、なんと英語が100点満点で90点も取れたんです。これで私の人生が劇的に変わったんです。
やればできるんだ!
私はその「校長先生の友人先生」と出会って人生が変わりました。
英語で高得点を取ったことが、あっという間に中学校で知れ渡って、普段教わったことない先生にまで「瀬下! お前英語すごかったんだってな!」なんて誉められちゃったんです。
その後担任の先生などの力添えもあって、公立普通科(当時は公立普通科は上位3分の1くらいにいないと入れなかった)に合格できました。しかも神奈川県立藤沢西高第1期生として合格できたんです。それはもう飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。
ですから「人との出会い」ってものすごく大切だと思うのです。
素晴らしい先生と出会ったことで、自分が大きく成長できました。ですから私も今「塾の仕事」をしているのだと思います。
KOSHIN学院に来てくれた生徒さんが、私と出会ったことで大きく変わってくれたら嬉しいです。
それでまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある心を込めて作った学習塾です】