「部活」と言ってもピンキリですから一概に言えません。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
KOSHIN学院を作ったばかりの頃のことです。今から21年前、地元の中学校の女子バレーボール部は、毎年「全国大会出場」レベルの強豪でした。しかもバレー部に入っていた生徒は皆真面目で良い子達でした。
しかーし!
彼女たちは「どこの塾に行っても入塾を断られて」いました。理由は簡単。部活が終わるのが夜9時頃なのです。
KOSHIN学院の授業は午後9時半までですから、どんなに頑張って来ても15分くらいしか授業を受けられませんでした。
こういう状況だと、さすがに入塾を許可するわけにいかないんですけど・・・
「それでも塾に入れて欲しい!」と二人の生徒のお母様に懇願されて、入塾を許可しました。部活引退まではある程度目をつぶろうと思ったのでした。
その子達は数ヶ月で部活を引退し、その後はもの凄く一生懸命勉強してくれ、見事希望する高校に合格してくれました。
翌年、その話を聞いた後輩の子達が塾に来てくれたのですが「部活との両立」はできず、結局すぐに塾を辞めてしまいました。最初に来てくれた二人は「別格」のすごさだったのだと思いました。
以後10年以上女子バレー部の生徒が入塾を希望してくることはありませんでした。当時の顧問が他校に転勤になると、その後はバレー部の生徒が塾に来るようになりました。
普通の部活との両立は可能ですが、ここまでハードな部活との両立は無理です!
かつて勤めていた塾で面白いことがありました。横浜市の中学校なのですが、部活で良い成績を修めると、その顧問はほぼ100%翌年は転勤させられていました。
地元の「大手塾」が保護者を集めて、その顧問の部活に入らないように説明会等で圧力をかけていたのだそうです。大手塾はやることがすごいなと思いました。
しかーし!
部活が悪いと言っているのはありません。ただ普通の公立中学校で毎晩9時まで練習するのはいかがなものかと・・・。
「普通の部活」(運動部)でも、特に夏場はとても厳しい状況になります。炎天下でランニングやらなんやら。私なんか普通に外に立っているだけで死にそうになるのに、あの暑い中ハードな練習をして大丈夫なんだろうかと心配になります。
それでも「真面目な生徒達」は部活終了後塾に来て、一生懸命勉強して帰ります。
「すごいな~! えらいな~!」と感心してしまいます。
だからついつい暑い夏場には、生徒にジュースなどをご馳走してしまうんです。私の精一杯の気持ちです。
つまり先輩達はなんだかんだ言いながら部活との両立を果たしているのです。
でも間違いなくとても大変です。
私は真面目な生徒達には「つらい時にはつらいです!」と声を出して言って欲しいとお願いしています。
もちろん生徒の表情から、ある程度は察しが付きます。でも「生徒の心の中」まではなかなか読み切れません。
そこで、生徒のお母様達に「あまりにも疲れている様でしたら、お母様の判断で塾を休んで構いません!」とお伝えしています。
生徒が勝手に「疲れたから休む」というのは関心しません。だらしなくなりますからね。
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、色々なことを一生懸命頑張る生徒を応援する学習塾です】