人生にはどうしても戦わなければいけない場面や、どうしても競わなければならない時があります。そんな場面は否が応でもやってきます。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
先日の不登校の話の続きです。
「学校に行くと心が疲れる」というのも、ひとつの原因だと思います。もちろん塾もですけど。
私は藤沢市立明治中学校というところに通っていました。
今でも当時のことがまるで昨日のことのように思い出される時があります。
当時は中間や期末などの定期試験があると、その結果の順位が毎回廊下に張り出されました。
点数が良かった生徒には励みにもなったのでしょうが、私のような劣等生には非常に気分が悪いものでした。
凡そ300名の生徒のうち、上位100名だけ貼り出されていた記憶があります。
いつも上位は常連が占めていました。彼らにとっては競うことに意味があったのかも知れません。
しかし、ほとんどの生徒にとって劣等感を植え付けられるだけのものでしかなかったと思います。
それから数年後、中学校で順位が貼り出されることはなくなったようですが。
しかーし!
学習塾では順位を貼り出しているところが多いようです。
かく言う私も以前勤めていた塾では順位を貼り出したり、成績によってクラス分けしたりしていました。
でも、そんなのって塾側の都合なんだよね!
「勉強しないとクラス落とすぞ!」
ってまるで脅迫して勉強させている感じです。
私はそんな雰囲気が大嫌いでした。
そんなことを言ったら、神奈川県で言えば湘南高校から東大に進んだ人だけが良い人みたいな印象ですよね。
それはそれですごいことだとも思いますが、ではその他大勢の人はどうなるんでしょう。
KOSHIN学院を作ったときのお話しです。KOSHIN学院の床を貼ってくれた職人さんは、中学校もまともに出ていなかったそうです。
「でもね! 先生! 東京都庁の23階の床は全部俺が貼ったんですよ!」
と嬉しそうにおっしゃっていたのが、今でも忘れられません。生徒達にも床を見ながらそんな話をたまにします。
「東大卒のエリートさんに、この床を貼れますか?」ってね。
エリートさんは自分でやらなくても、周りの人がやってくれるから構わないんです
私は湘南高校ではなく、藤沢西高です。しかも第一回卒業生です。
藤沢西高を卒業したことを今でも誇りに思っていますし、藤沢西高に行かれたことを感謝しています。
決してエリートなんかじゃありません。お金もありません。
お金がないからこのホームページは全部自分で作りました。
お金がないけど、素晴らしい卒業生をたくさん輩出しました!
彼らは今でも色々な形で私を助けてくれます!
私には素晴らしい仲間がたくさんいます!
私は自分が幸せだと断言できます!
しかーし!
誰かと比べてということではありません。
人生色々なことがあったけど、今こうして可愛い生徒に勉強を通じて心を通わせることができることに感謝しています。
特に独立開業して、KOSHIN学院を作ってからは他人との競争はありませんでした。
常に自分との戦いです。
生徒のみんなも、いずれ自分との戦いの中で生きていくことになるでしょう。
他人と比べるんじゃありません。そんなことしたら劣等感だらけになってしまいます。
自分はどういう生き方をしたいのか!
どんなことで世の中の役に立てるのか!
を常に考えていく人間に育って欲しいのです。
そんなこと言っても野球でも相撲でも「他人と競う」じゃないかと思われるかも知れません。
でも、野球なら「松井・イチロー」などの超一流選手は他人と争ってないと思います。常に自分と戦っているのではないでしょうか。
周りの人の様子ばかり伺って、自分が何をしたいかを見失ってはいけません。
これは私自身にも言い聞かせている言葉でもあります。
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、自分の気持ちを大切に育てる学習塾です】