小5になると分数・小数のかけ算割り算はもとより、単位量当たりの大きさ(密度などの基礎)や割合などの問題が出てきます。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
中3になってからKOSHIN学院に来てくれる生徒さんですと、そこそこの成績を取っている子でも「割り算」ができません。
中学2年生や3年生でも
- 40÷2ならば簡単にできます。
- でも2÷40となるとかなり怪しくなります。
- 12÷40ともなると、結構できない子がいます。
- 15,346÷423,485(商はは四捨五入して、小数第2位まで求めなさい。となるとかなりの子ができません。このくらいできてくれないと上位校は無理です。
しかーし!
こうした計算は数学だけでなく、理科の密度の計算や社会の人口密度の計算などでも出てきます。
中学生に問題の解き方を教えてあげて、「じゃ、あとはこの計算をやってごらん!」というと、結局計算ができなくて再質問に来る生徒が多数います。
もちろんそういう生徒でも一生懸命面倒みますけど、しかしながら「中の上くらい以上の高校に進学」するのはかなり厳しいです。
たまに何も分かってない子が「あたし、※※高校行きた~い!」なんてつぶやいているのをみると、「お前その前に分数の計算くらいできるようにせいや!」と言いたくなります。
※心の中にぐっ仕舞い込みますが・・・
KOSHIN学院に入塾してくる生徒の親御さんの多くは、
『普通にやってくれれば良いのです。』
とおっしゃいます。
でも「単純な計算もできない」のは普通ではありませんよね(>_<)。
我々高校受験のプロからすると、「せめて小学生のうちにこのくらいはできるようになっていて欲しい!」ことがあります。
漢字を覚えるとか、基本的な計算ができるとか・・・・
それもせずに中学生になりました。しかも中3になりました。だから「塾でどうにかしてください!」と言われても・・・
※やるだけのことはやってみましょう・・・としか言いようがありません。
それなのに人気のある高校に行きたいと言われても「無理」です!
ですから早めに塾に通わせてあげてください。
しかーし!
どんな塾でも良いという訳にはいきません。このブログで何度も書いていますが、信用できる先生を見つけてください。
ここでもうひとつお母様方にお願いがあります!
塾にお子様を預けたあとの話です。小学生ですと、まだお母様が勉強を教えることができる問題があります。
たまに『塾の宿題』を全部お母さんが解いて教えてしまうことがあります。
あまりにも全問正解しているので、「これどうしたの?」と聞くと「お母さんが教えてくれた」と答える子がいます。
絶対にやめてください!
お母さんが解いたのを私が丸付けしてどうするんですか?
かつていくら注意しても聞き入れてくれないお母さんがいました。申し訳ございませんが、その方はお引き取り頂きました。
だって無駄だもん。
宿題をやってあるかどうかチェックするのは構いません。
勉強している子のそばにいてあげて、お母さんは読書をしているのも構いません。
でも!
子どもの宿題をやってあげるのは絶対にやめてください!
私の場合ですと、「この子にはこの問題は難しいな」というのは承知の上で問題を出すことがあります。
それは、「自分のチカラで考えて欲しい」からなのです。
できなくても良いのですが、「自分のチカラ」で考えてあると、そのあと私が教えてあげた時に
「なるほど~!」
となるのです。この「なるほど~!」こそが勉強の醍醐味ですし、「やる気スイッチ」なのです。
最後にもう少し厳しい言葉を!
子どものやる気を奪っているのは、お母さん! あなたかも知れませんよ!
子どもって「自分のチカラ」でやってみたいのです。それを奪ってはいけません。
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、お母さんの味方ももする学習塾です!】