先日あるお母様からお問い合わせの電話を頂きました。お話しを伺うと「うちの子は自宅から少し離れた所にある塾に通わせています。なのでうちの子だけが他の生徒と違う中学校に通っているのです。そうしたら試験前の土日の補習をうちの子だけやってもらえませんでした。」と嘆いておられました。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
これ、とっても難しい問題。私は「そのお母様の気持ち」も「その塾の気持ち」も理解できます。
実はずっと以前「私も同じこと」をしました。その中学から一人しか来てないし、普段だってそもそもしょっちゅう塾を休む子だったし、だからその生徒の土日の時間外労働サービス試験対策は「しかと」してしまいました。
すると、翌日その生徒は退塾していきました。
私は今でも「あの時の判断」が正しかったかどうか自問自答しています。
- そもそもしょっちゅう普段の授業を休む子に補習をする必要があったのか?
- でもあの子も紛れもなくKOSHIN学院の正規塾生だったわけで。ちゃんとお金も払ってくれてたし。
- でも「ひとり」しか来ないわけだし、補習だってくるかどうか分からなかったわけだし。
頭の中で「堂々巡り」しました。でも間違いなくその生徒はKOSHIN学院を辞めていきました。きっと怒ってたか悲しんでたか。
それ以来絶対に「少数しかいない中学校の生徒さんも、地元中学校の生徒と同じか、あるいはそれ以上に面倒見てあげよう!」と決めました。
わざわざ遠くから一生懸命来てくれているんですから、そういう生徒は特に面倒見てあげようと思いました。
実際に今日は地元の中学校(神田中学校)の試験が終わった日でして、神田中の生徒はお休みして良いことにしていました。
すると中3もいないし遠方の中学(大住中学校)の生徒さんひとりだけが今日来る生徒になってしまいました。
※この生徒はめちゃくちゃ一生懸命頑張るとても良い子なのです。
ですから学校終わったらすぐに塾においで! 明日の試験のためにたくさん頑張ろうね!
と誘ってあげました。もちろんこの子は一生懸命勉強して帰っていきました。
こんな時にも「ああ! 私が全教科指導することができて良かったな!」と思うのです。
どんな教科でも(音楽・美術・技術家庭・保健体育)でも教えてあげられます。
しかーし!
今日お問い合わせを頂いたお母様の塾では、少数派は切り捨てられたのでしょう。
でもね! はっきり言っちゃおうかな~!
「普段さぼってばかりの生徒のために土日の時間外労働はしたくありません!」
さきほどの「堂々巡り」に対する私の答えはこうです!
- 一生懸命頑張っている生徒のためにだったら、土曜日だろうが日曜日だろうが、私は出勤してきます!
- 普段さぼってばかりいる生徒のためには休日出勤はイタシマセン!
きっとあの時も「最初からそう言い切っておけば良かった」のだと思いました。
今は常々生徒達や保護者の皆様に「頑張る子を贔屓します!」と言い切っています。
その代わり「頑張ればどの生徒も贔屓します!」とも言い切っています。
するとどうでしょう。みんな一生懸命頑張るようになりました。本当に素敵な子達だと思います。
そんなお話しを、お問い合わせしてくださったお母様にお話ししたら、反対に「先生大変ですね~!」と慰めてもらってしまいました(笑)
さあ! 明日も頑張りましょう! 明日も授業できるのが楽しみです=*^-^*=♪ See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある少数派の生徒も大切にする学習塾です!】