KOSHIN学院は中1・中2・中3・時々高校生も一緒に教室に入って勉強しています。ところがまたしても目の前が真っ暗になりそうな出来事が・・・
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
今日中2の生徒にこんな質問をしました。
私 :「1センチは何ミリメートルだ?」
中2:「あれ? 100じゃなかったっけ? え? 1000?」
この子結構成績の良い子です・・・・
今度は別の生徒
※この子結構もかなり成績の良い子です
融点沸点の問題で、
私 :「お水は何度で凍るの?」
生徒:「100度ですか? え? あ! 1000度です!」
別にふざけてるわけじゃないのです。本当に真剣にそう答えてきたのです。
え? 驚きましたか?
このくらいで驚いているようじゃ塾のセンセはつとまりません。
でもこの子達中2なのです。
なんとしても公立高校に合格させてあげなければなりません。
決して成績が悪い子たちじゃないのに、こんなことは日常茶飯事です。
だから私はシャカリキになるんです。だって本当に可愛い生徒達ですから。
中3の合格発表はまだですが、毎年「こんな戦い」が繰り広げられるのです。
繰り返しますが、成績が5段階で「4とか5」の子達でこんな状態です。
思わず「ねえ、明日みんな小学校の卒業証書見せて~o(*^▽^*)o~♪」って言ってしまいました。
生徒達も自分でもおかしかったらしく、みんなで大爆笑になってしまいました(笑)。
そういう生徒が1人や2人ではありません。ほぼ全員そんな感じです。
「あああ・・・この子達高校に入れてあげなくては・・・」
こういう生徒達にイオンの電離式を教え、関係代名詞・二次関数・オームの法則・形容動詞の活用といろいろ教えなければなりません。
ですから、試験前にチョコチョコっと勉強したくらいでは、良い点数なんて取れるはずありません。
しかーし!
私はこういう生徒達を三十年以上に渡って教えてきました。そして生徒を高校に合格させ続けてきました。
もちろん私も頑張ったのですが、それ以上に生徒達が本当によく頑張ってくれました。
「パンを与えれば一日生きることができる」
「パンの作り方を教えれば、一生生きることができる」
という言葉があります。
私も似たような考え方で、生徒達に接しています。
「この問題を教えればこの問題が解けるようになる」
「勉強の仕方を教えれば全部の問題が解けるようになる」
いまさら「小学校で何を勉強してきたんだ!」と叱っても意味がありません。
それよりも「分からないところはこうやって調べてごらん! 今分からないのは仕方ないけど、分からないところをそのままにしてはいけないよね!」と調べ方を指導してあげることが大切です。
そして、塾の先生や保護者が絶対にやってはいけないのは
「こんなのわかんねーのけ! 常識だべ!」
と叱ることです。これって叱ってるのではなく頭に来て怒鳴ってるだけですから・・・
「1センチは何ミリじゃ?」と生徒のところまで降りていって教えてあげてください。
※私は敢えて突き放すことがありますが、それはかなり高度な技術なので、あまりお勧めしません。
それではまた明日! 明日は1デシリットルは何リットル? と聞いてみようっと(笑) え? できますよね? うちの生徒10リットルと答えましたσ(^_^;)..
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒目線の学習塾です!】.