毎日新聞が神奈川県公立高校入試の誤りを公表しました。これによると合否判定の誤りは3月11日に公表した2人と合わせて計4人となり、採点ミスは計87校326人となったとのことです。
こんばんは。KOSHIN学院の瀬下です。
表沙汰にはなっていませんが、川崎市立橘高校でリスニング試験中にプツプツと音声が途絶え、しかもノイズがひどく聞き取れない状態に。そのまま試験は続行されるが、リスニングが聞き取れずにパニック状態になった子が少なからずいたようです。
他の塾の先生が川崎市教育委員会に抗議の電話をしたことろ、「できなかったのは皆同じなので問題ないと聞いている。」という返事だったそうです。あまりにも無責任な対応です。
生徒達は何を信じて頑張れば良いのでしょうか。
前期選抜を廃止した後、記述式問題が復活しました。記述問題の採点のミスが原因のひとつだそうです。無理に複雑なことをしようとし過ぎたのではないかとも思います。記述問題は我々塾教師でも採点に悩む時があります。
複数の人間が採点する入試問題で、記述問題を出題するならば、もっと明快な解答基準を作らなければなりません。
それとリスニングテストの音声チェックなど、学習塾では初歩の初歩、そのまた初歩の問題です。
某プロ野球球団の賭博もひどい話ですが、実際問題その球団が勝とうが負けようが私達の生活には影響ありません。せいぜい「優勝セール」くらいなものでしょう。
ですが、これは「これからの日本を背負って立つ若者に課される入学試験」です。
県教委のコメントにもありますが、徹底的に原因を追及して、2度とこのようなことがないようにしないと生徒達が可哀想です。
実はまだある失態!どうなってるの?
- 国語の問題で試験中に訂正が入る。
- 理科の問題で解答が2通りある。
詳しいことは岩沢学院学院長の岩澤慎先生のブログに載っていますので、そちらを参照してください。
茨城県でも信じられないミスが発生してます。
教育委員会や高校教師が「ふんどし」を履いているか知りませんが、ここは一番「ふんどしのヒモを引き締め直して」来年の入試の準備をしてください。
これを教訓にして、来年はクリアーな入試を!
神奈川県に限らず「生徒の立場で考える」という配慮が足りていません。
文科省はゆとり教育や、週休二日制、二学期制などと様々な「改革」を行ってきました。しかしこれらは本当に「生徒のため」になったのでしょうか。
これらの改革をした結果「学力低下」を招いたのも事実です。
もちろんなんでも「昔の方が良かった」などと言うつもりはありません。
でも本当に「生徒のためになったのか?」と考え直さなければなりません。
現中学2年生のみなさん!
私も岩澤先生も、ぜったいにあきらめません!
そういうゴタゴタはオトナに任せて、みなさんは一生懸命勉強やスポーツ・遊びも頑張ってください!
最後にひと言!
私は特定の方を責めるつもりは全くありません。誰の責任とかいうことよりも、とにかく来年以降2度とこうした問題が起こらないように、関係者全員で明快な高校入試を実現して欲しいと思っているだけです。
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、つねに生徒の立場を考える学習塾です!】