なぜか「暗記が苦手」なのは男の子の方が多いのです。特に「英単語」の暗記となると、圧倒的に男の子の方が苦手な子が多いです。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
生まれつきの男女差は確かにあるのかも知れませんね。今日は英単語を覚える気持ちはあるけど覚えられない生徒について書いてみます。
英単語を覚えられない理由
中3生になっても、単語を10個覚えるのに1時間以上掛かってしまう生徒がいます。早い子なら10個くらい2~3分で覚えられるのですけどね。
例えば
(1)本:
(2)机:
(3)日曜日:
を英語で書けるようにしなさいと生徒に指示を出します。
※実際には中3ですので、もう少し難しい単語でしたが、ブログで説明する都合上易しい単語にしました。
ある時に気がついたのですが、なかなか覚えられない生徒は
本:ビー・オー・オー・ケー 机:ディー・イー・エス???
と覚えようとしてました。まさかと思われるかも知れませんが、英単語を覚えられない子は本当にこうやっている子が多いのです。だから1時間掛かっても覚えられないんですね。
そこで、この生徒に「新たなる指令」を出しました(笑)
「書かなくて良いから、まず言えるようにしてごらん!」
この生徒は覚える気持ちはあるのだけど、覚えられないだけでしたから、5分もしないで言えるようになりました。
そして私の目の前で
私が「本」と言ったら、生徒は「ブック」と言う。これをテストしたら5分くらいで全部言えました。
「では、あとはスペルを覚えて来てごらん!」
すると、またそこから5分くらいしたら
「先生! 覚えました!」と彼がやってきました。
テストをしたらちゃんとできていました!
簡単に言うと途中に少し階段を作ってあげただけなのです。そうすれば苦手な生徒でもスーッと覚えられるようになります。
※繰り返しますが、この生徒は覚える気持ちはあるけど覚えられない生徒だったから覚えられたのです。覚える気持ちがない子は私にはどうにもなりません。
覚えた本人が一番驚いていました
見事に短時間に単語を10個覚えることができて、その生徒は自分でも驚いていました。
私が「ほれみぃ! できたじゃんか!」と言うと、その生徒は真剣に満足げな表情をしていました。
だから私は「成績が悪い」という理由では生徒を辞めさせたりはしません。こうしてやる気のある子なら、ちょっとしたきっかけでものすごく伸びることがありますから。
さて、今日のポイントのおさらいです。
暗記はまず「口で言えるようにする」ことが大切です。
これは漢字や歴の年表など、あらゆる暗記に転用できます。暗記が得意な子は、そんなこと言われなくても普通にやっているんですね。
さあ! 暗記は苦手と思っている生徒の皆さん! ぜひやってみてください!
あのね!中3生は「覚えれば良いだけのものを間違えたらダメ」なのです。暗記だけでもちゃんとやれれば、公立高校ごとき絶対に合格できますから!
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、やる気をある子を伸ばすのが得意な学習塾です!】