最近うちの生徒達は誰も私を「先生」と呼んでくれません。50歳を過ぎたあたりから「塾長」って呼ばれるようになりました。なんででしょうね~。
こんばんはKOSHIN学院塾長の瀬下です。
あれは塾の先生になって3年目くらいの頃の話です。とりあえず自分が担当する教科のことが一通りできるようになってきた頃なんですけどね。
生徒達から「先生!」と呼ばれているうちに、なんだか自分が「とてもエライ先生」になってきたような気がしてきたんです。
生徒のみなさんに「お前ら、誰の授業聞いていると思ってるんだ!」なんていう、なんともお恥ずかしいセリフを吐いていました。
先生という言葉には魔力があるので注意してください
仕事を始めて「3年目」くらいというのは、一番「生意気な盛り」の時期だと思います。
一概に悪いとも言えないんですけどね。プライドを持って仕事をすることは大切ですから。
自分の場合は、あの頃を思い起こすと「帝政瀬下時代」だったと思うのです。
※本当に情けないし、当時の生徒のみなさんに土下座して謝りたいくらいです。
まあ、なんというかツッパリ君がイキガッテたって感じです。
正直なことを言えば「自分に自信がなかったので虚勢を張ってた」というところでした。
そりゃそうだよね。若い頃はナメなれたくなかったもん。
そこへ持ってきて「先生! 先生!」と言われると、次第に勘違いしてしまうのです。
私なんか、そんなスゴい人間でも何でもないのに、「先生!」と言われるとエライ人間になったような錯覚におちいるのです。
あの頃の生徒さんにお詫びする術は、もはやありません。
ただそれを「今いる生徒」や「これから来てくれる生徒」にお返ししたいと思うのであります。
説教じみたことを言うつもりはないのですけど、「若い先生」や「これから先生を目指す方」には是非覚えておいていただきたい言葉です。
私も「頭では分かっていた」のですが、知らず知らずのうちに横柄になってしまうことがよくありました。
※そのことに気がつかないまま教師をしている先生は例外なく生徒に嫌われます。
塾長という言葉には魔力はあまりない
さっき50歳を超えたあたりから「塾長」と呼ばれるようになったと書きました。
別に「塾長」と呼びなさいと言ったわけでもなんでもなくて、生徒達が自然とそう呼ぶようになったのです。
中には意味も分からず「じくちょ~」なんて言ってる子もいますが(笑)
でも、この「じくちょ~」という言葉気に入っています。
だってエラソ~な感じが全くしないんです。だから自分のペンネームにも使っています。
私は普段は生徒に威張ったりしません。威張る必要もないですもん。
しかーし!
生徒達は勝手に私のことを「塾長」って思ってますから、いざ勉強となればすぐに勉強態勢になります。
普段は生徒の皆さんと「壁」を作りたくないんです。邪魔なだけですから。
ただし、「57歳:塾長(学院長)」に戻った方が良い場合は、そちらを使うこともあります。
- 志望校を決めるのに迷っている生徒や保護者と相対するとき。
- 人生に迷ったりしている人とお話しするとき。
要するに「塾長先生」である方が都合が良いときは、そうします。
でもね、生徒の皆さんに使う場面はほとんどありません。叱るときくらいでしょうか(笑)
せっかく長いこと塾のセンセをしてきたので、使わせて頂きますけどね。
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒と壁を作りたくない学習塾です!】