数十年前に教えたある小学6年生の男の子の話です。問題を解いて丸付けに来たのですが・・・。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
「・・・に対する答えを次のア~エからひとつ選びなさい。」という問題がありました。
その生徒は答えを「ア」と書いてきたのです。間違っていたので×をつけました。
席に戻ると何も考えずにすぐに「イ」と書いてきました。もちろん×を付けました。
するとまたすぐに「ウ」と書いてきたので×をつけました。
そして数秒後今度は「エ」と書いてきました。もちろん私は×をつけました。
するとその生徒は口をとがらせて
「もう全部答え書いたのになんでバツなんだよ!」
と文句を言ってきました。
「ふざけるな! 間違えた理由を考えてから持ってこい!」と叱りました。
するとその翌日その子の母親から電話があり、塾を辞めますと言ってきました。
その後こういうことをする生徒はうちではお預かりしないことに決めました!
しかーし!
今日中3生がひとり似たようなことをしました。中3ですよ! 受験生ですよ!
さすがに頭にきました。まさか生徒をひっぱだくわけにはいかないので、机を叩きました。その弾みでボールペンが折れてしまいました。
その時の教室の険悪な雰囲気は自分でも嫌になるくらい最低でした。
勉強ができない子の特徴
勉強ができない子というのは、このように「頭を使おうとしない」のです。
私はたまに「クイズ大会をやってるんじゃないっ!」と生徒を叱ることがあります。
考えもしないで、間違えた答えを消しゴムで消しちゃって、そしてまた同じ間違えてる答えを書いて丸付けにくるのです。
実はこういう生徒はたくさんいます!
こうやって学校の先生の目をごまかしながら生きてきたのです。中学生ともなれば10年以上そうやって生きてきちゃったのです。
もうね、こういう悪い習慣がドロドロに蔓延って(はびこって)いるんです。
ここまでくると、ちょっとやそっとじゃ治りません。悪癖に年季が入っているのですから。
ただーし!
こういう悪癖を治してあげると、そこそこ勉強ができるようになります。少なくとも「公立高校」にいかれるくらいにはなります。しかもビリの方ではなくてです。
ですけども、ドロドロに年季が入っている悪癖ですから、「~ちゃん、やめましょうね!」なんていう生易しい指導では治りません。
こういう時は生徒もツライでしょうが、それを見守る親もツライのです。
ツライの分かってて塾に来たのだから、それなりに頑張らないといけません。
そういう時は、私だってツライのです。
でもそういう生徒が、勉強できるようになって希望する高校に合格してくれた時は本当に嬉しいです。
※でもそういう生徒さんは、あまりお預かりしないことにしています。お母さんにも生徒にも余程の覚悟がないと無理ですから。
なんとかしてあげようと思っても
厳しい言い方ですが、私は「辞める奴は教育しない」(私のブログ参照)ことに決めています。
そんな時間があったら、真面目に一生懸命頑張っている生徒の面倒をみてあげたいからです。
私達の仕事は「慈善事業」ではありませんし、「ボランティア」でもありません。
営利を目的とした企業です!
他の生徒の迷惑になる生徒の入塾はお断りしています。
その代わり、1度お預かりしたからには、なんとしてもできるようにしてお返ししたいと思っています。
お勉強ができなくても月謝欲しさに、ホイホイ入塾させてしまう塾もあります。
しかーし!
私にはそんなことはできません。
わいわい楽しくやってはいますが、いつだって「心の中」では真剣勝負しているのです。
だって私はプロの塾教師ですから!
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、プロの塾長が経営する学習塾です!】