いよいよ来週は地元にある神田中学校の中間試験が始まります。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
塾の先生がこんなことを言ったら驚かれるかもしれませんが、中学1年生の最初の試験は「少しコケた」方が良いと思っています。
最初にあまりにも良い点数を取ると、中学の勉強を舐(な)めてしまい、その後あまり勉強しなくなってしまった子が何名もいたからなのです。
この時期の中1は素直ですから、ガンガンに勉強させれば、それなりに良い点数を取ってきてしまいます。
だって英語はアルファベットが書ければ満点みたいなテストですし、数学だって計算問題だけですから、塾でガンガンにやれば点数を取るのは難しいことではありません。
しかーし!
三学期の「学年末試験」ともなると、問題の難しさが段違いなんです。舐めてかかった生徒は、その時期には急降下することがよくあります。
だから、中1の最初は「それなりに」点数を取るくらいが良いと思っています。
学年によってやるべきことが違います!
私も昔は「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、中1のこの時期は特にガンガンにやって、それこそ全員TOP高に合格させてやろうかくらいの勢いで勉強させました。
その結果どうなったと思いますか?
5月・6月と月日が経過するにつれ、部活も厳しさを増してきます。うなるほどの炎天下で運動をしている子達がいます。
中1の場合は、中3生のように「テキトーに手を抜いて」練習することができません。
勉強も部活も塾も全部真面目にやろうとし過ぎると、どこか破綻します!
私にも「新人時代」がありました。まだ自分の授業に自信が持てなかった頃、あまり言うことを聞いてくれない中3生よりも、フレッシュな中1生徒を厳しく仕付けようとし過ぎてしまったことがありました。。
その結果、スゴい数の生徒が塾をやめてしまいました。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。
塾を辞めた理由は「やり切れない」でした。特に真面目な子ほど本当に悩んでしまって、真面目な子ほど退塾してしまいました。
生徒って「厳しくなりすぎない程度に厳しくしてほしい」と思っているんです。
このあたりの匙加減がものすごく難しいのです。
そもそも「この時期」(5月)だと、中3生でも、まだエンジン全開というわけにはいきません。
それを中1・中2をガンガンにやり過ぎるのは・・・。特殊な超難関私立でも目指すなら別でしょうが。
同じ「中1」と言っても、すでに勉強に対する「意識の差」はものすごくあります。
ですから「みんな平等」なんて、ちゃんちゃらおかしくて、へそで茶が沸いちゃいますよ。
「意識レベル」によって、目標をかえてあげることが平等だと思います。
- 中1の今回の試験は、まず受けてみることに意味があると思います。
- 中2は試験勉強のやり方を身につけて、こうすれば点数が取れるという方法を身につけて欲しい。
- 中3は自分で考えられる全ての努力をして、なんとしても良い点数をとってきてほしい。
生徒によって課題が違うのです。偏差値上位の高校を狙う子もいれば、どこか公立に入れれば良いという子もいます。その子達が全員一律に同じ課題をこなすのではダメですよ。
KOSHIN学院は「小さな塾」なんて、私が直接、生徒ひとりひとりと課題を話し合ってきめています。
でも「大きな塾」だと、見逃されてしまう生徒も出てきます。そんなことにならないように、お母様方も気をつけてあげてください。
簡単ですよ。塾のセンセに「うちの子ちゃんと質問できてますか? できたら先生からもひと言声をかけていただけると嬉しいのですが。」って相談しちゃえば良いんですから。
「うちではそんなことはしません」なんていう塾だったら、さっさと辞めちゃえば良いじゃん!
塾なんかそこいら中にゴロゴロあるんだから。
ところで「良い塾」の定義ってなんでしょうね?
※それはまた別の機会に!
まあ、塾数だけ定義も違うのかもしれませんね。
それではまた明日! See you!
【KOSHIN学院は、小手先のテクニックではなく真の実力を追い求め学習塾です!】