大手塾に勤めてた頃ものすごく驚いたことがありました。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
その勤めていた塾では、塾の先生が「学校の先生の試験問題」を予想するんです。
「こういうのテストに出るからしっかりやろうね~!」
くらいなら塾だったら普通だとも思うのですが・・・。
その塾では例えば「舛添先生対策プリント」なんか作っちゃうんです。
※仮称:舛添先生は中学校の理科の教師とします。
舛添先生が作った試験問題を集めて、切り貼りしただけのプリントです。
その塾の方針だから、私ごときがやいのやいの言っても踏みつぶされるだけだったんですけどね。
逆の立場だったら気分悪いよね~!
つまり中学校教師である桝添先生からしてみれば、自分が一生懸命頑張って作った試験問題が、そのまま塾の教材として使われちゃうわけですよ。
実際その塾では表面化はしていませんが、複数の中学校と訴訟沙汰になっています。
まあ、どんな汚い手を使っても良い点数を取らせたいんでしょうが、私はイヤでたまりませんでした。
そんなことだから、卒業しても塾に通わなければならない。
塾の先生がそこまでやっちゃうと、生徒は自分で考えることをしなくなっちゃうんです。
この程度の勉強では、舛添先生のテストには太刀打ちできない。だったら次はどうしてやろうか!
それは「生徒」が考えなくてはいけないと思います。
お母様は既にご存知でしょうが、中学校教師には「ティーチャーマニュアル」がありまして、
- この単元はこんな風に指導してください。
- ここでの参考資料はかくかくしがじかです。
- 定期試験での出題例
などが載っています。
そういえば、中学生の時先生が持っていた分厚い教科書みたいのがそれです。酷い先生はそれを読むだけという授業をしている人もいました。
ところでこの「ティーチャーマニュアル」なんですが、ちょっとした裏技を使うと我々塾業界の人間でも手に入ります。
※すごく値段が高いので、KOSHIN学院では購入していません。
少し暴露してしまうと、我々塾業界が使っている問題集・ワークなどは、この「ティーチャーマニュアル」を参考にして作ってあります。
ですから「塾のワーク」をちゃんとやれば、定期試験の問題はかなりできちゃうんです。
それと「中学校で配られるワーク・ドリル」です。塾のワークと学校のドリルをちゃんとやれば、テストはできるのです。
※これをバラしちゃったらどこかから叱られるのかな?
かつて酷い事件がありました
これはあきらかに中学校教師の怠慢なのですが、音楽教師の「阿倍先生」(仮称)という方がいました。
この阿倍先生が出題した音楽の定期試験が、「去年と全く同じ問題」だったのです。
私が勤めていた塾では、舛添先生対策プリントだけでなく、「阿倍先生対策プリント」も作っていました。
さらに、阿倍先生対策として試験前日に「昨年阿倍先生が出題した試験問題」をそっくりそのままやらせたのです。
すると、私が勤めていた塾の生徒は「答えを覚えていた」ので、ほぼ全員満点をとってしまいました。
この時はさすがに、他塾の保護者からクレームがついて、「試験やり直し」となってしまいました。
これね、塾も塾なら学校も学校ですよ!
生徒の信頼・信用を裏切っちゃいけませんよ。
KOSHIN学院の生徒の皆さんは、私のことを信用してくれているんですね。だから、すごく叱られたり厳しいことを言われたりしても歯を食いしばって頑張ってくれるんですね。
でも私が生徒のみなさんに信頼されてなければ、私の指示なんか誰も従いませんよ。それどころか「こんな塾誰が通うか!」って思われてしまいます。
だから「こんな汚い手段」なんか使ったら、どんどん信用を失っちゃうよね。
しかも「生徒が自分で考える機会を奪ってる」わけですよ。
するとどうなるか!
高校生になっても塾に通わなければ何もできない子が続出するんです!
そんなことしてるから、その塾の卒業生が高校進学後は成績下位を独占しちゃうんだよね。
大切なことを言いそびれました!
私はその塾の批判をしたいのではありません。その塾に喜んで通ってる生徒さんがたくさんいますから。
それで満足されているならば、私がとやかくいうことではありません。
しかーし!
「そんな汚い手を使う塾」に、私だったら自分の子を預けたくないということなんです。
あえて「塾業界の黒い裏側」を、皆さんに暴露して、皆さんの大切なお子さんを「正しい道」に導きたいと思ったのでこの記事を書きました。
それでは今日はこの辺で。 また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒に汚い手段は絶対に教えない学習塾です!】