中学2年生の女の子が、母親と口論になったそうです。お母様からも生徒からも相談されたのですけど。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
「お母さんの気持ち」も「生徒の気持ち」もよく分かるんですよ。
私が小中学生だった頃、母はとにかく怖かった。例えるならツノが生えていて、百万ボルトの電圧がかかって、電流が飛び散ってる感じでした。まるで毎日「電流爆破マッチ」みたいなもんでした(笑)。
私には厳しいのですが、他の子には優しいんです(笑)。
クラスの友達が外で遊んでいても、私はピアノの練習をしないと遊ばせてもらえませんでした。ピアノが終わる頃には、友達はもうみんな帰宅しちゃってて、結局誰とも遊べないことがよくありました。
ですから、その中2女子の悩みもとてもよく分かるんです。もちろん私は「塾の先生」ですから、立場上お母さんの気持ちもよくわかります。
そもそも周りと同じじゃないという感覚の方がおかしい!
塾の先生がこんなことを言うのもどうかと思うのですが、私の本当の気持ちです。
学校って気持ち悪い!
いえいえ、学校が不要だとか、先生が悪いだとか言いたいのではありません。
なんか全員一律過ぎるんですよ!
ものすごく悪い言い方をすると、「オトナの都合に合うような生徒を製造している」感じがします。
実はこれ学校だけじゃなくて、「塾」でもそうだと思うのです。
私達、塾教師の言うとおりに学習させて高校に進学させるの。高校に行くとほとんどの女の子はスカートが短くなって、ローハーを履くの。
学校に隠れて茶髪にして、片手にiPhoneを持って。なんか没個性なんですよ。つまりなんでも周りの子とおなじことをしたがるの。
高校に行っても世の中に出たら大して役に立たない英語の勉強ですよ。
言葉がきついですって? だってそりゃそうでしょ!
だって中学高校と6年間も英語を習ってさ、それでも全然英語がしゃべれるようになってないじゃん!
そもそも英会話ができない英語教師がたくさんいるじゃん。
そんな英語が社会人になって役に立つわけないじゃん!
そんなヒマがあったら、絵が好きな子は絵を描く練習すれば良いし、ピアノの練習をすれば良いんだよね。
はいその通りです! おっしゃる通りです。そんな英語を私も教えています。
こんな英語教育おかしいけどさ、でもやらなければ高校に合格できないんだもん。
私の大きな仕事のひとつは「高校に合格させてあげること」ですから。
つまり現在の学校って、まるでベルトコンベアーに生徒を乗せて送り出しているだけみたいな感じがするんですよ。
しかも不良品ができたら、ゴミ箱にポイって感じ。
なんで周りの子と全部同じじゃないといけないのさ?
私はそういう意味ではかなりはみ出してますよ!
私にサラリーマンになって、周りの人と同じ仕事してくださいって言われても無理だもん。すぐに喧嘩になっちゃうもん。
じゃあ塾の先生ならできるのかと言われてもさ、たぶん絶対にできないもん。
私のような経営をしていたら、ほとんどの塾が潰れちゃうもん。
毎日通っても月謝は定額で増えません。しかも近隣の塾より安いというね。
自分の理想のために、収入を犠牲にしちゃってるんだから。
あ! かなり話がそれたσ(^_^;)アセアセ…
そうそう生徒の話しですよ!
どうして私だけ厳しくされるの? 私だって遊びたいの。
今日そういう風に言っていた生徒と話をしました。、他の中2の子達は午後7:30~9:30の授業だけ来ているのです。しかも毎日じゃない生徒もいます。
その子はとてもエラくてですね、午後7:30~9:30の授業だけじゃなくて、5:00~7:00の授業も来ているのです。しかも毎日!
一生懸命頑張っているんですけど、七夕あたりから少し気持ちの緩みが出ていたのも事実。
それが発端となって、親子で口論になったんだそうです。
私はその生徒に次のように話をしてみました。
- 先生にいっぱい面倒みてもらえるのと、あまり面倒みてもらえないのではどちらが良い?
- 同じ月謝なのに、他の子よりたくさん勉強できるのと、あまり勉強できないのはどっちが良い?
もともと真面目に頑張るタイプの子ですから、すぐに「先生にたくさん面倒みてもらえる方が良い!」と答えてくれました。
そして今日は以前にも増して、一生懸命勉強していました。
私は「頑張る子を応援する!」と決めていますから、今日の彼女の勉強している姿は、大変嬉しく思いました。
反対に!
お母さんの気持ちもよく分かるんです。大切な娘が横道にそれないようにしてあげたいですもんね。
私はいつもお母さんたちに、次のようにお話ししています。
親じゃなければ叱ってくれないんだよね!隣のオバサンは成績が悪くても叱らないよね!
これって私自身にも言えることでして、他の塾の生徒が勉強さぼって成績がさがっても叱らないんですよ。
自分の生徒だから厳しく叱ることがあるんです!
生徒に嫌われるの覚悟で、厳しく叱ることだってあるんです。それが私の「仕事」ですから。
※叱ってばかりの先生にはなりたくありませんけどね。
例え親子でも「声に出して言わないと」お互いの気持ちが分かりませんよね。
どうぞ親子の間でも、本音で語り合える雰囲気だけは残しておいてください。
KOSHIN学院の生徒でしたら、私が中間に入ってあげますから。
それではまた明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒の表情の変化に敏感な学習塾です!】