昨日の日曜日に、何十年かぶりに箱根を満喫してきました。駒ヶ岳の頂上は気温19度! 涼しくて気持ち良い~!
暑くてうだっている下界を見おろして、まるで天国にいるような気分でした。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
箱根の駒ヶ岳には、まだスケートリンクがあった頃に何度か行ったことがあります。今は影も形もなくケーブルカーもなくなっていました。
何十年かぶりにロープウェイで駒ヶ岳山頂まで登ったのですが、
※教育に関係ないなんて言わないでください・・ここからです!
まもなくチョーチョーエキにトーチャクします!
なんとロープウェイのガイドをしたいた若い女性が、中国人?だったのでした。どことなく「ナマリ」があったのでした。
たぶんもう察してくださったと思いますが、「頂上駅」と言っていたのですが、少しなまって「チョーチョーエキ」と聞こえたのでした。
いくら中国からの観光客が多いからといって、「観光ガイド」が中国の方とは驚きました。
「すごいなぁ~!」と驚きました!
年齢的には高校卒業したばかりくらいの若い女性が、あれだけの日本語を使いこなしているのですから。
反対に私が外国に行ったら、全く言葉が分かりません。英語なら少しは対応出来るけど、それにしても「ガイド」なんてとんでもありません。
本当に素晴らしいです。
KOSHIN学院にも日系外国人が何名か来てくれました。
KOSHIN学院を作ってすぐの頃、名前は完全に日本語なのですが、ちょっとエキゾチックな感じの中学2年生の女の子が来てくれました。話を聞いてみると、小学校5年生の時にペルーから日本に引っ越してきとのこと。
ものすごく勉強を頑張る素晴らしい子でした。日本に来てまだ僅か3年しか経ってないのに、日本語ペラペラ。しかもなんのナマリもないので、最初は外国人と思わなかったほどでした。
しかーし! 大きな問題が!
ご両親共に日本語が全く分からないのでした!
保護者面談をしても、「アディオース」くらいしか分かりません。
※ペルーの公用語はスペイン語です。
ただその生徒が全部親との会話を通訳してくれましてね。本当におもわず涙が出てきてしまいました。私が反対にペルーに行ったら、どうにも生活できないと思うのです。
そしてその生徒は一生懸命頑張って公立普通科高校に進学してくれました。しかも底辺校じゃないんですよ。
しかもその生徒の息子さんも、KOSHIN学院の卒業生になんです。親子二代で塾生なんてすごいですよね。
その後も何名かの外国からのッ生徒がきてくれました
その後もチョイチョイ外国の方が入塾希望してきてくれました。
中国・韓国・ボリビア・ペルー・ブラジルなど多くの方が来てくれました。
正直なところ
- 全然対応してあげられなくて、途中退塾していった子もいました。
- 反対に希望する高校にみごと合格して、卒業していった子もいます。
そして今年度もひとりカンボジアからの子が通ってきてくれています。この子はお父さんが日本語ができるので日常会話には困りませんが、この先「進路指導」などの時には不安が残ります。最悪の場合は卒業生に来てもらって通訳してもらうとこにしていますが。
当然言葉のハンディはあるのですが・・・・
それにしても、その生徒達に共通することは「外国人特有のなまり」が一切ないっていうこと!
ものすごく日本語を勉強してくれている「ボビーオロゴン」や「パックン」なんかでも、どことなくナマリがありますよね。
それが全くナマリがないってすごいなぁ!
ここに日本の英語教育の一番の問題がある
最初に紹介したペルーから来た中2の女の子は現在は母親としてだけでなく、いくつかの高校の通訳員としても活躍しています。
KOSHIN学院のある平塚市は大きな工場がたくさんあるので、外国から仕事を求めてやってきた人が多くいます。その人達の子どもがいざ高校受験とか、書類を書けなくて困っているなんていうケースは多々あります。そうした方をお助けする仕事をしています。
全く日本語が分からない状態で、いきなり日本の小学校にいれられて。小学校の先生でスペイン語を話せる人なんか誰もいない状態で。それでわずか3年で、全く違和感ないほど日本語をしゃべって。にもかかわらず家に帰れば全てスペイン語で会話ですよ。
ところがギッチョンチョン
日本の学生は中学・高校と6年間英語を学んでも、ほとんどの生徒が英語を話せないんです。
そもそも英会話が流ちょうにできる教師が何人いるのでしょうかって話し。しかもナマリのない英語を話せる人なんて、ほとんどいないません。
なまっている人から英語を教わるのですから、そりゃ話せませんよ。
イズ・ジス・ア・ドッグ・オアラ・キャット?
なんて発音している先生いますからね。
私自身も学生時代に習った英語だけでは、ほとんどアメリカ人と会話できませんでした。
アメリカ人の友人ができて、彼と毎週のように日本文化に触れられるところに案内していたのですが、あの時が一番「会話力」がつきました。
その友人が帰国してしまってからは、英語を話す機会が激減してしまいました。(>_<)
外人と話せなければ、外国語を学んでもオモシロくないよね!
さて、こんなおかしな指導してないでさ、「使える英語」を教えてあげれば良いのにね。いきなりは変わらないだろうけど、英語教育に変革をもたらすような生徒が、私の教え子から出てくると嬉しいのですが。
「チョーチョーエキ」の女性ガイドを大いに見習うべきだと思うのです。
ああいう若い人が、見知らぬ国にやってきて、あんなに頑張っているのは、政治的問題を超越して、本当に素晴らしいことだと思いました。
良い人たくさんいるのに、尖閣諸島問題だのなんだの・・・オトナの方が情けないでしょう。
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、頑張る生徒をトコトン応援する学習塾です!】