何度も繰り返しますが、私は部活反対論者ではありません。中学生にとって大切なもののひとつだと思っています。ただ「行き過ぎた指導」には断固反対ですが。休みもなく、このクソ暑いのに走り回されて、もはや「リンチ」に近い部活もあります。これには断固反対です。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
さて、今日は部活が必要とか不要とかという話ではありません。部活を一生懸命頑張っている生徒達の悩みで一番多いのが
部活内における人間関係
なんですよ。
- 先輩が(後輩)がちゃんと練習に出てこない。
- 先輩(後輩)がチームの輪を乱す。
- 顧問が特定の生徒を贔屓する。
他にもいろいろありますけど、だいたいこの辺りが毎年多いですね。
こんなこと書いたら叱られちゃうかも知れませんが、私はこういうことを含めて「部活」なんじゃないかと思うんですよ。
世の中に出たら理不尽なことだらけなの
社会人になって驚いたのは、今で言う「パワハラ」なんて日常茶飯事。私はアルコールは一切飲めないんですけど「アルコールハラスメント」も受けました。
上司から「バカヤロー!」なんて言われるのは、もう毎日でしたよ。一応そんな上司がいた会社は「学習塾」を名乗って数千名の生徒を集めてましたけどね。私が退職するとすぐに潰れました。
ことわっておくけど、だから部活でも「パワハラ・セクハラ」が存在して良いということでは断じてありません。
ただ「実際に世の中に出ると、そんなのが多い」んですよ。
そんな場所に、「人間関係について無知」な子が就職しちゃったらどういうことになっちゃうかということなんですよ。
だから「部活」でも「学校」でも良いんだけどさ、どっかの組織で少しは揉(も)まれてくる必要があるんじゃないかと思うのです。
学生のうちは「ママ~!」って泣けば、ママが出て行って学校と対峙してくれますけど、社会人になってまで「ママ」が対峙してきたら本当に困っちゃうんですよ。
※実際私の母親が、1度会社に文句の電話をいれちゃったことがありましてね、それ以来私は毎日針のむしろに座るような思いでした。
まあ、会社側に「行き過ぎ」があれば仕方ないのかも知れませんが、いつまでも「ママ」がいるわけじゃないの。
会社で多少の揉め事があっても、「自分で解決する能力」を持つことは必要です。
「部活」って、そういう意味では「社会への入り口」な面もあるのかなと思います。
私が部活を勧める理由
私は中学生の時は「水泳部」に入っていました。と言っても別に泳ぐのが好きだったというわけでもないんです。
実にありきたりの動機なんですけどね、中1の時同じクラスに好きな女の子がいたのです。彼女は僕と違って頭は良いし、スポーツもできるし、明るいし。
なんとかして、一緒にいる時間を増やそうと思って水泳部に入ったんです。
ところがギッチョンチョン
泳いでみると、結構楽しいんですよ。私が中1の時に中3の先輩(水泳部部長の男子)がいまして、泳ぐのがすっごく速くて格好良くて。「あんな風になりたいな~!」って強く思いました。
結局そんなに速くはなれなかったけど、それでも普通の同級生よりは少しは速く泳げるようになったんじゃないかな。
先輩の家に遊びに行ったこともありました。反対に素晴らしい後輩もできましてね。大学卒業後数年くらいまでは、よく後輩と駅などで会いました。
そういうわけで「素敵な仲間」が増えたのは「部活のおかげ」だったと思うのです。普段の授業だけだったら「先輩・後輩」と仲良くなるチャンスはありませんでしたから。
顧問の先生との付き合い方
学生の頃の最大の誤解は「教師は人格者である」と思っていたことなんですよ。
先生たるもの、常に生徒の模範であるべき
私は本気でそう思っていました。ですから「教師に対する要求」はかなりハイレベルでした。
私の要求に応じてくれる先生は大好きでしたが、
- 授業はへったくそ、何しゃべっているか意味不明
- 服装がだらしなくて、いつもジャージを着て手ぬぐいをぶら下げてる。
- 黒板の板書が汚くて、何を書いているか読めない。
こういう教師も何名かいましたよ。私はこうした教師には徹底して反抗しちゃったので、成績はめちゃくちゃになっちゃいましたけどね。
ただ、私の生徒達には「こういう教師」に反抗してもらいたくないんですよ。
※自分のことは棚にあげちゃうんだけど。
世の中にでたら「ボンクラ」な上司なんて腐るほどいるんですよ。ボンクラなくせに威張り散らしてる輩もいっぱいいます。
それでもその組織の中じゃ「エライ人」だったりするから、こっちはたまったもんじゃないわけ。
はっきり言っちゃおうかな~!
ボンクラなくせにに威張ってる上司って、どこの会社にもいるんだよね!
そんなボンクラがひとりもいない会社なんて見たことがありません。
そういう私も若い頃は・・・
上司がアホだから! 会社の経営がなってないから!
といつも文句ばかり言ってました。
しかーし!
「それなら俺がやってやる!」と言ったことがなかったのは、今となっては大きな反省点なんです。文句をいうばかりでしたよ。
文句を言うのって「ガキ」でもできるのよ。
「それなら俺がやってやる!」と言える人は本当に少ないのです。
KOSHIN学院を作って「塾長」になってみて分かったのですが、文句を言うばかりの人はダメ人間なんですよ。
じゃ、塾長の私は「上司がアホだから」って言えますか?
そしゃ「私がアホだから」と言ってるわけですよ。
もっとも、知り合いの塾長さんで、生徒が増えないのは「国の政治が悪い」とか言ってる人いました。
「あんた塾長なんかすぐに辞めた方が良いよ!」と心の中で呟いておきました。
僕は他人に向かって「ああしろ!こうしろ!」「※※がいけない!」とかエラソーに言ってる人が大嫌いなんですよ。
だったら自分でやれば良いじゃん!
って私自身もエラソーに言ってるんですけど・・・
でもね! それをうちの生徒達に一番伝えたいんですよ。
顧問がアホで、生徒のことを分かってくれないならば、「分かってもらうためにはどうしたら良いか」をヒッシに考えてみて欲しいんですよ。
手段なんていくらでもあるじゃん、「校長に直訴」っていう手もあるじゃん。
何も行動しないで、影で文句ばかり言ってる人間になってほしくないんですよ。
人生ってさ、「これでもか!これでもか!」と次から次へと難題がふりかかってくるんだけど、これを乗り切ったところに喜びがあるんだよね。
※但し病気などの時は、とにかく休むことも必要ですよ! 無理してこじらせたら大変ですからね。
人間関係って、本当に面倒くさくて大変なんだけどさ、それだけにオモシロイとも言えるんですよ。
最後にこれだけは言っておきたいんですけど・・・
この様に「部活」には良いところもいっぱいあります。
ただ真夏の炎天下に何時間も走り回させられるような「命に関わる」ような部活はすぐにやめてください。死んじゃったらお仕舞いだから!
それでは今日はこのへんで。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、本当の意味で生徒のことを考えている学習塾です!】