実はね「テストの点数」をあげるのなんか簡単なんですよ。私が要求するしたことを全て完璧にやらせれば良いだけですから。他塾では「帰宅許可テスト」なんかやってるところがあるけど、確かに「一時的」に点数があがります。
こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。
もう1回繰り返しますけど「帰宅許可テストで点数があがるのは一時的」なものです。先生が帰宅許可テストやらなくなったら、またすぐに元に戻りますから。
だいたい、そんなものやったらさ、
- 生徒は早く帰りたいから、分かってなくてもなんとかテキトーに答えを書いてくる。
- 帰宅時間が遅くなり、非行や事故の原因になる。
だけですよ(経験者は語りますよ・・以前勤めていた大手塾でやってましたから)
って、今日はそんなことを書きたいんじゃないんです(笑)
授業中にノートをとるのに夢中になっている生徒
今は「一斉授業」をしていませんが、一斉授業(教師が黒板を使って学校のように授業するスタイル)をしていた時のことです。
とても真面目な中3の女の子(仮称:ハルちゃん)がいました。ものすごく真面目に頑張っているのですが、どうしても「壁を越えられなく」て悩んでいました。
ハルちゃんが、どうしてもTOP争いに加われない原因はすぐに分かりました。
とにかくノートをとるのが遅い!
私が授業をしていても、ハルちゃんが黒板に書いたのをノートに写すのを待っていると、なかなか授業が進まなくなってしまうのでした。
そこでハルちゃんに「学校の授業はどうしてるの?」と聞いてみました。
すると「ノートをとるのが間に合わなくて、しかも書いてる途中で学校の先生が黒板を消しちゃうことがある」とのことでした。
私が授業していても「ノートをとる」ので精一杯で、私の説明を聞いていないことも時々ありました。
どうやらハルちゃんは「授業を聞くより、ノートをとる方が大切」だと思っていたようなのです。
当時私はハルちゃんの「英語」を担当していました。
そこでハルちゃんには特別に「予習ノート」を宿題で作ってきてもらうことにしました。
真面目な頑張り屋のハルちゃんですから、こころよくOKしてくれました。
私が指示したのは概ね次のようなことでした。
- 英語の教科書の本文を書いて、その下に「自分なりの本文訳」を書いてくる。
- 新出単語以外にも本文中で分からない単語があれば、前もってしらべておく。
これだけなのですが、教科書の訳を教えてあげたときに、「もともと自分で訳しても分からなかった」ところを中心に授業を聞くことができるようになったのです。
授業を受ける前に「ここは絶対に聞いておきたい!」という目的を持って授業を受けることができるようになりました。
すると私の担当では無い科目の担当教師の授業でも、ハルちゃんは前もって「予習ノート」を作ってくるようになっていました。
とても丁寧に字を書く子なので、ノートをとるのに時間がかかっていた問題点をみごとに克服しました。
もちろんハルちゃんは「第一志望校」に見事に合格しました。
ノートをとるのが大変で授業を聞いてない子!
ハルちゃん以降も、こういう生徒さんをたくさん見てきました。
もしかすると、あなたのお子さんもそうかもしれませんよ!
ようするに「作業」に時間がかかりすぎて「勉強」になっていなかったのです。
特に女の子に、こういう傾向が多くみられます。
「うちの子一生懸命頑張っているのに、なんで成績があがらないんだろう?」
と悩まれているお母さん!
- 前回ブログで書いた「ノート作り」に夢中で問題を解いていない。
- 今回ブログで書いた「ノートをとる」のに追われて授業を聞いていない。
この2点をさりげなく探ってみてください。必要とあれば現在通ってる塾の先生や、学校の先生に相談されてみるのも良いです。
もちろん、KOSHIN学院の生徒には私が目を光らせています。
※本当に光ったらこわいけど・・(笑)。
それでは今日はこの辺で。また明日お会いしましょう。!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、生徒の学校での授業の受け方も気にかけている学習塾です!】